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秋田生存権裁判、控訴審第1回口頭弁論

「高齢者の生活実態に即した判決を」

 9月2日、秋田生存権裁判の「控訴審第1回口頭弁論」が仙台高裁秋田支部でありました。控訴人は、秋田の前田アイコさん(控訴後死去)、幸村レイ子さん、能代の奈良友三さん(施設入所中)の3人で、当日は幸村さん(81)が出廷しました。
 原告側は、国が高齢加算廃止の根拠とした「特別集計」が10年ひとくくりの年齢層で比較し、70歳以上の高齢者に伴う需要を見えにくくした問題点を指摘し、食べ物をかみこなす能力一つをとっても「高齢者特有の需要はあり、老齢加算は必要だ」と主張し、加算廃止で生活がどのように変化したかの原告の生活実態を詳しく検討することを求めました。

より多くの人の人権守る闘い

 弁論後の集会では、95歳で亡くなった前田アイコさんに黙とうをささげ、鈴木正和県生連会長が「生活保護の裁判の意義は、勝ち負けも大事だが、それだけでなく、闘うことで問題を社会に考えてもらうことだ。病床の前田さんは、闘いを無駄だとは思っていなかったからこそ、地裁判決後の『控訴するべ』の問いかけに『やるやる』と応えた。裁判は本人のためでもあるが、より多くの人々の人権を守るたたかいとして頑張っていこう」と訴えました。
 裁判傍聴には参加者の半数が入りきれませんでしたが、弁論が終わるまで法廷の横で待機し報告集会に参加しました。

弁護団の「訴訟進行の意見」

 この日、秋田の弁護団は裁判所に対して「訴訟進行に関する意見(1)」を提出しました。控訴人側は控訴理由書(1)の提出に続いて控訴理由書(2)を提出すること、また、同種事件(他の生存権裁判)で出される書証や意見書、陳述書などの提出予定を示しました。
 さらに、「…今また、大幅な保護基準の切り下げが実施されている。老齢加算廃止で強行した保護基準切り下げを、今度は、受給者全世帯で及ぼそうとしている。…このような生存権が危機に直面している事態の中で、本件の審理が進んでいることに裁判所においてもぜひご留意していただきたい」としました。
 次回、第2回口頭弁論は11月11日午後3時から行われます。(県生連ニュースから)

(2013年9月15日・22日合併号「守る新聞」より)

 
   
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