行政の不正義をただす全生連
社会を変える可能性がある
埼玉・与野生活と健康を守る会 目黒息吹(22)
埼玉・与野生活と健康を守る会に、昨年8月、大学生の目黒息吹さんが入会しました。4月5日、41人が参加した「みんなでつくって食べてお勉強」で講師を務め、自身の活動や入会のきっかけなどを語りました。
貧困をはじめて知った
私は仙台市生まれで東日本大震災を経験しました。
大学の講義でPOSSEと出合い、日本に貧困があることを初めて知り、行政の不正義と闘っている同世代がいることにも刺激を受けました。なぜ国は貧困者を見捨てるのか、ショックと怒りでPOSSEへの参加を決意しました。
相談だけでは限界感じ
しかし、生活相談や同行支援をする中で「1件1件の相談ではその人の問題しか解決できない」と限界も感じました。
転機になったのは、1人の当事者と共に記者会見を行った経験と、旧優生保護法の最高裁勝訴を目の当たりにしたことでした。1件の相談、1人の訴えが社会を変える可能性もあると思ったのです。
裁判を闘う
全生連を知る
子ども食堂などの貧困支援活動はたくさんありますが、行政の不正義に対して直接行動を起こす団体がほとんどないことも気になっていました。そんなとき「いのちのとりで裁判」を支援する生活と健康を守る会の旗を見て関心を持ちました。生健会がこの活動をやっていると知り入会しました。
参加者「頑張らねば」と
質疑応答で、「支援が必要な若者はどこでどう見つけるのか」との質問に目黒さんは、「チラシなどで広く知らせるしかない」と回答しました。
参加者からは「チラシとは意外でもあり、“納得”でもある」や、「困窮者の福祉行政を少しでも向上させたいと力強く語る目黒さんの“息吹き”を感じる講演に、私も頑張らねばと背中を押された」「POSSEに所属し、生活相談を受け、問題があると現場に行って話を聞き、実現していく行動力がすばらしい」などの感想がありました。
(多賀哲弥通信員、酒井 康通信員、久保井美恵さん)
(2026年6月7日号「守る新聞」)