千葉 流山
エアコン補助10万円実現!
行動すれば変えられる
流山生活と健康を守る会は長年にわたりエアコン購入費と設置費の補助を求め運動を続けています。今年6月に「流山市省エネエアコン新規購入促進助成金」として低所得世帯を対象に最大10万円の補助が実現しました。小倉不貴子事務局長からの報告です。
20年生保世帯に補助実現
私たちがエアコン問題に取り組み始めたきっかけは、2018年6月の厚生労働省通知で、生活保護世帯にエアコン購入費と設置費が支給されるようになったことです。これは前進ですが、「18年以前から生活保護を利用している世帯は対象外」となったことに疑問を感じました。
18年8月に対市交渉を行い、「理不尽で制度の不備だ」「熱中症対策なら、エアコンのない全ての生活保護利用世帯と低所得世帯に支給すべき」と訴えました。
その後も運動を続け20年4月、エアコンがない生活保護世帯を対象に市独自の補助を勝ち取りました。
23年低所得世帯も実現
低所得世帯も対象にと、対市交渉を積み重ね23年6月、稼働するエアコンが1台もない低所得世帯に対し、新規購入と買い替え費用の補助(最大4万5000円)を実現しました。
しかし、生活保護世帯は収入認定を理由に最大3万円の補助でした。
翌24年7月の対市交渉では、実際に制度の利用数が少ないことが判明。そのため、実効性のある対策を求めて、補助額の大幅増額、生活保護世帯にも同額の補助、対象世帯の拡大を要請しました。
参加者からは「猛暑が続くと予想されるので、命を守るために思い切った施策が必要だ」と東京都練馬区や葛飾区で実施されている補助を示しながら「大幅にアップすべき」と訴えました。
同年の全国生活と健康を守る会連合会の中央行動に参加した際には「自治体独自にエアコン購入費などを助成する場合、収入認定しないで」と訴え、厚生労働省は「収入認定しない※」と明言しました。その後、25年には生活保護世帯も4万5000円の補助になりました。
さらに「エアコンは生命維持装置」と訴え続け、今年6月、最大10万円の大幅アップを実現しました。
※自立更生費として認められる(厚生労働省・課長通知(第8の問40)に当てはまる)場合。
世帯状況に合う設置を
役員会などでは補助費が大幅に上がったことにみんなで喜びました。
しかし、まだまだ課題は山積しています。対象が「稼働するエアコンが1台もない世帯」では対象世帯が狭く、実効性がある対策とはいえません。家に高齢の親と子どもが同居し、子どもの部屋だけにエアコンをつけているとか、家族が多い世帯などはエアコン1台では命が守れません。
国や自治体の意識を変えて、対象を拡大するために今後も頑張ります。
(2026年6月21日号「守る新聞」)