戦争で死ぬなんてまっぴらゴメン
東京 北区 9条改憲反対の駅頭署名
高市早苗自民党総裁は自民党大会で「2027年春までに憲法改正の目途をつける」と発言しました。4分の3を与党が占める国会で悪法が強行採決される中、全国生活と健康を守る会連合会は「9条改憲反対署名」を集めています。東京・北区生活と健康を守る会が6月29日に行ったJR赤羽駅前での宣伝署名行動に密着しました。(前田美津恵)
私は戦争孤児、戦争駄目
初めに片岡幸(ゆき)子会長がマイクを握りました。「北区守る会は73年の歴史があり住民の暮らしと命を守ってきた。高市首相は、戦争放棄の9条を改悪し自衛隊派遣を考えている。防衛省は1発打つのに8億円する武器をアメリカに予約した。物価高騰で苦しむ国民の生活に目を向けず、社会保障を改悪して軍事費に税金を使う状況だ」「9条は大きな役割を果たしてきた。今、全国各地で『憲法守れ』の声が広がっている」と署名を呼びかけました。
高木茂子さんは「私は戦争で父を亡くし、母も亡くし戦争孤児で育った。戦争は人々に貧しい暮らしをさせ、日常生活に影響する。絶対に戦争させてはならない。9条を守ろう」と呼びかけました。
藤榮昇さんは「物価が上がり、年金が少し上がったくらいでは追いつかない。暮らしを安定させてほしい。私たちは生活保護基準引き下げ違憲訴訟、生存権裁判をたたかったが、生存権は戦争と真逆の位置にある。子や孫の世代に『あのとき憲法を変えなければよかった』と言われないようにしよう」「憲法改悪反対、都民の力で政府を動かそう」と訴えました。
子どもたちのために守る
菅野美佐子さんらは「戦争反対の署名お願いします」「戦争放棄の9条を守る署名にぜひご協力を」と訴え署名を集めました。
署名をした男性は「戦争で死ぬなんてまっぴらごめん」「どの国もみんな仲良くすれば戦争は起きない」、若い女性は「子どもたちのために憲法を変えたら駄目。平和のために憲法を守る」と話しました。
黄色の大きな布に「日本国憲法 主権者は私たち 高市政権は憲法守れ」と大書きされた横断幕や、9条全文やイラストを書いたミニ幕が通行人の目を引きます。「国会までは行けないが家ではできる」と地域の人たちが作ったものを持ち寄りました。総勢18人が参加し、1時間30分の行動で集まった署名は60人分。北区守る会は合計533人分に達しました。
山本泉事務局長は「3回目の行動も検討する」と語っています。
(2026年7月12日号「守る新聞」)