山口・山陽小野田
ブレーカー増設、水道改善
生健会の声が要求実現へ
山陽小野田生活と健康を守る会では、毎年行っている山陽小野田市の予算要望に、「何でも相談会」などで寄せられた住民の声を提出しています。今年は42項目の要望を提出しました。切実な声は要求実現への大きな力になっていることなど、下瀬俊夫事務局長の報告です。
レンジを使うと
エアコンは駄目
市内の有帆(ありほ)団地内にある有帆アパートでは電気の低容量ブレーカー問題が深刻で、電子レンジを使うとエアコンなどの電気機器が使えなかったのですが、今年A棟のブレーカー増設が6月中に完了しました。A棟に住む真家(しんや)文子さん(84)は「おかげで電気が良くなった」と喜んでいました。これは、生健会の要求で実現したものです。
生健会に入会し
中央行動で訴え
「水が出る!」
昨年3月、改修工事が完了した水道の蛇口をひねった杉本小夜美(さよみ)さん(67)が思わず声を上げました。杉本さんの住む有帆アパートは築53年。改修工事が行われる前は、屋上の貯水タンクから給水する水道で鉄製のガス管のためサビで水が出ず風呂水を溜(た)めるのに30分。その間、トイレも使えませんでした。
この要望は、2018年に山陽小野田生健会が開催した「何でも相談会」に、案内チラシを持って駆けつけた杉本さんの訴えがきっかけとなりました。
生健会に入会した杉本さんは2019年に行われた全国生活と健康を守る会連合会(全生連)の中央行動に参加し、水道の供給責任と改善処置などについて訴えました。杉本さんは多くの参加者からの助言と全生連の仲間意識に感激し、以降、水道改善に尽力します。市も水道管のサビ取りなどさまざまな改善措置を行いますが、らちがあきません。
売れない“物件”
議会請願が採択
しかし、2020年2月、有帆団地自治会から出された議会請願で前進しました。現地調査に来た産業建設委員会所属で不動産業を営む議員が、「こんな物件は売れない」と発言。請願は全会一致で採択されました。
2024年度予算にA棟の水道施設改修費6000万円が計上され、昨年3月に完成。25年度予算にも計上されB棟も今年3月に完成しました。
一部負担の減免
外来にも適用へ
今年2月5日、予算要望の回答で市は、「国民健康保険の一部負担金減免を入院のみならず外来にも適用」「社会福祉士の資格を持つ女性のケースワーカーの配置」「生活保護変更決定通知書の改善」などを約束しました。
山陽小野田生健会は毎年、要望書提出のあと、会員外の人も参加し自分の要求を伝える「要望を聴いてもらう会」を開催しており、今年は8月上旬に予定しています。
(2026年8月2日号「守る新聞」)