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大人も子どもも目がキラキラ 交流できてよかった! 徳島県 枝豆収穫・芋ほり・バーベキュー交流会

 徳島県生活と健康を守る会連合会農業対策部は10月11日、毎年恒例の枝豆収穫・芋掘り・バーベキュー交流会を行いました。今年は京都や香川からの参加もあり、子どもも合わせて合計49人が参加しました。作物を収穫した後のバーベキュー交流会では、炊きたての新米や鮎(あゆ)などに舌鼓(したづつみ)をうちつつ、今の農業の問題点について提起があり、活発な議論が交わされました。

 毎年行われている交流会の会場となっているのは、小松島市の井上博善さん(72)の畑です。春は筍(たけのこ)掘りや田植え・いちご狩り、夏の終わりには稲刈りや新米試食会も行われています。
 交流会には、多くの人が集まります。子どもの参加も目立ち、毎年参加している親子連れの人たちもいます。

晴れた空の下で汗だくになって芋ほり

 枝豆・さつまいもの収穫に集まったのは、子ども含めて16人。今年は、夏の異常気象の影響で枝豆の生育が遅れて、当日には収獲できませんでした。参加者からは「残念」という声もありました。
 さつまいもは無事に育っており、芋を掘り当てた子どもたちは、お母さんに「芋だ」「やったー!」と目をキラキラさせていました。
 大人の参加者も、スコップや鍬(くわ)を使って、芋を掘り当てようと必死に汗を流しながら作業をしました。
 井上さんの畑のビニールハウスには、卵と一緒に置きざりにされていた鳩(はと)の巣があり、子どもたちが珍(めずら)しそうに観察する一面もありました。

バーベキューの後には現在の農業について議論

 収穫後、勝浦町の川原でバーベキュー。芋のつるを目当てに京都の参加者も合流。
 徳島県生連の貞元敏之(さだもととしゆき)会長は、「会員・生産者との交流を大切にして明日への活力にしましょう」とあいさつ。鮎料理やお釜で炊いた新米、肉や野菜なども用意され、晴れた空の下の食事に参加者からは「おいしい」との声も。
 食後は、現在の農業情勢について議論されました。井上さんは米価の下落や、後継者問題について話され、他の参加者からも米の生産では生活できない実態が語られました。
 京都府から参加した猪田修身(いのだおさみ)さん(65)は、「2年前の大雨と違って晴れてよかった。交流できてよかった」親子で参加した徳島県の井上英子さん(37)は、「子どもも楽しみにしていた。来年も参加したい」と話されました。

(2010年10月31日号「守る新聞」)

 
   
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