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千葉県生連 生活相談交流会に60人 “相談は全部、解決できます” こんどは私が困っている人を助けたい 〜生活相談で「会」と出会い、悩みが解決した〜

 千葉県生活と健康を守る会連合会は、10月21日朝10時から夕方5時まで千葉市民会館で、「生活相談交流会」を60人(会員外20人を含む)の参加で開催しました。

 千葉県連の小泉三男(みつお)事務局長の司会で始まり、吉田民男会長が笑顔で開会あいさつ。
 「この交流会は会員の誰もが、相談員になれることを願って企画しました」と。
 続いて、午前の部の基調報告1を丸山慎一県会議員が、「県民の声を力に」と題して行いました。
 そのあと、基調報告2を、全生連全国理事で、県連副会長の妹尾七重(せのおななえ)さんが「生きる力を育(はぐく)む生活相談」と題し、元気いっぱい行いました。

貧困は自己責任でない

 丸山議員は県内の生活保護の現状、特に「派遣村・相談会」の取り組みを報告し、福祉事務所の不十分な体制などを告発しました。
 妹尾副会長は全国大会に300世帯・640部の現勢で参加した感動を報告し、「一日も早く1000世帯にして神奈川や埼玉に追いつき、千葉県から人権侵害をなくし、生きる力の輪を広げたい」と決意を述べました。
 そのあと、妹尾さんは、この間の23件の相談事例集を使い、相談活動の大事さや相談員の姿勢、解決の仕方を豊富な経験を通して解明しました。
 「貧困は自己責任ではありません。悩みを抱える相談者の立場に立って、下からの目線で相手の話を丁寧(ていねい)に聞いてください。生活相談は必ず全部、解決できるのです」と力強く訴え、参加者の大きな共感を呼びました。

「会」と出会い助けられた

 午後は、生活相談を通して入会された4人の方から体験談が話されました。
 「医療費が14万円もかかり、わずかな年金で生きていけないところを“会”と出会い保護を受給でき、医療扶助を適用された」と蒸原(じょうはら)孝さん(69)。
 暴力団が関与した貧困ビジネスから命からがら逃げた足立勇さん(40)は「会の方が命がけで守ってくれた」と感謝いっぱいの様子。
 難病で会社も辞めて収入が途絶(とだ)え、4人家族で途方にくれていた時、「守る会」に助けられた小林勝己さん(45)は「今度は私が困っている人を助けたい」。
 「アルコール依存症で苦しんでいた時、会に断酒会を紹介され更生できた。仲間と話すことが生きる力に」と徳元勲(いさお)さん(60)。
 4人のお話に、場内から大きな声援がありました。

 午後の部の「相談・入会して良かった」のコーナーに続いて、千葉県内の生活相談で活躍している方がたから助言の発言をいただき、討論を深めました。

相手に寄り添うこと 励ましてあげること

 元船橋教職員組合の岡野都さんは「人間を大切にしない、貧困や格差社会のしわ寄せが、弱者の子どもたちに来ている。悩む子どもたちに寄り添うこと、励ましてあげること、人の話を良く聞くこと、相手の力になることが大事だ」と。
 医療ケースワーカーで活躍してきた加藤久美さんは「自分が悪い、ダメだと思う人が多い。自己責任ではないこと、生い立ちや生活歴を丁寧に聞くこと、自分の価値観で見てはダメ。相手の立場に立って一緒に考え受け止めて一緒に取り組むことだ」と。
 業者の相談にのり、クレジットサラ金問題解決の運動をしてきた高坂進さんは「相談者は隠したり正直にすべてを話さない場合があります。そこを全部を出してもらい、自分の力で、意志で借金問題を解決させるのです」と。

生活保護受けるのは恥ずかしことでない

 税理士の井上春幸さんは「月2回、相談会に出たり、市役所交渉に参加している。税を支払う立場でなく、使う立場、どう税を福祉や生活・教育に使うか、税の再分配の役割こそ大事なのです。生活に困ったら生活保護を受けるのは当たり前で恥ずかしいことではないのです」と、力説しました。
 フロアの会員からも「ケースワーカーが来ると、胸がドキドキする」「仕事を探しているがなかなか見つからない」「生活保護の学習会を」などの声も出されました。また、各地の議員からも各自治体の福祉しめつけの実態が次つぎに出されました。
 この取り組みで会員1人、読者5人が増えました。

(2010年11月14日号「守る新聞」)

 
   
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