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東日本大震災 まるで新車みたいだね 宮城・石巻に秋田から車を贈呈(プレゼント) 「これで活動の範囲が広がるよ」

 東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県の石巻(いしのまき)生活と健康を守る会に、秋田県生活と健康を守る会連合会から「活動再開や救援活動に役立ててください」と、軽自動車が贈呈されました。宮城県生連の山脇(やまわき)武治(たけじ)事務局長から寄せられた喜びの声や活動再開に向けた決意、復旧・復興への要求の報告です。

 石巻生活と健康を守る会のほとんどの会員と役員は、大震災で深刻な被害を受けて、大変な生活を強いられています。
 5月10日に、石巻生健会に秋田県生連から、カンパ・募金で購入した軽自動車が届けられました。半沢(はんざわ)明会長(84)はじめ、10人の会員・役員が駆けつけました。

義援金でファクス設置に歓声あがる

 贈呈された車は、仙台から山脇事務局長と佐藤宏事務局次長が運転してきました。
 これを見た石巻の仲間から「まるで新車みたいだね」とか「これで会の活動範囲が広がるよ」など、喜びの声が上がりました。
 さっそく車を囲んで記念撮影。被災後、落ち込むことの多かった仲間の顔に久しぶりに笑顔が戻りました。
 このあと、役員会を開き、会員の安否確認や会員からの悩み・要求のくみあげ、石巻市との交渉、他団体との共闘の青空相談会への取り組み、全生連の政府交渉への代表派遣、「守る新聞」の配布体制の再構築にとりかかることなどが話し合われました。
 また事務所のファクスが壊(こわ)れたので、「全国からの義援金でファクスを購入して届ける」との県連からのお知らせには、歓声(かんせい)が上がりました。

仮設住宅や義援金 生活保護の要求が

 半沢明会長は「さっそくお礼状を書きます。今まで約300部の新聞を配布していた2台の車がなくなり、困っていました。車が使えるので本来の活動に入(はい)って、会を本格的に再構築していきたい」と、決意を語りました。
 5月20日の全生連の政府交渉にも参加する大槻節子さん(63)は「本当に車のプレゼントはありがたいわ。これで働きやすくなる。仲間を増やして恩返ししたい」と話します。
 同じく国との交渉に参加する大場武彦さん(51)は「津波で家が流されました。今は知人宅に身を寄せています。今の要求は早く仮設住宅に入りたいです。でも予定の1、2割しかできていません。また知り合いが、生活保護を申請したのに2か月たっても返事がありません。本来は2週間で決定されるのに市の対応の遅いのが不満です」と。
 津波で流された車から脱出して、九死に一生をえた高橋質(ただす)さん(62)は「隣の女川町(おながわちょう)では義援金が2万円支給されたのに石巻は義援金の話すらでていません。3月に申請した生活保護は2か月も放置のまま。係員がいないと逃げている」と怒ります。
 石巻の会員は多くが被災者で、いま避難所暮らし、自宅避難民、親戚(しんせき)宅避難民、友人宅避難民になっています。仮設住宅への入居も困難で、新しい民間住宅を探しても、なかなか見つかりません。
 不安な中でも、石巻の仲間たちは、自分の生活の立て直しと共に、周(まわ)りの人たちの役に立とう、明るく前向きに生きようとがんばっています。

(2011年5月29日号「守る新聞」)

 
   
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