大阪・西淀川生活と健康を守る会女性部は6月17日、恒例の食事会を行いました。この食事会は長年続けられており、多くの会員から安くておいしく、季節の食材を使った献立や楽しい雰囲気が喜ばれています。そんな温もりのある食事会を訪問しました。
毎月第3金曜日に行われる食事会は、一時期行われなかった時期があったものの6年前から再開し、10年以上続いています。食事会当日には、多くの会員さんが西淀川生活と健康を守る会の事務所に訪れます。
衛生面では食中毒が発生しないように注意
6月17日の食事会は41人が参加しました。献立はおでんやポテトサラダ、ネギとわかめのみそ汁、漬け物、白いご飯。差し入れられた明太子が出されました。
森元敏さん(67)は「しょっちゅう来ている。安いし、お店よりここのご飯が一番うまい」と話し、友人の武藤八重子さん(65)を連れてきた垣谷修子さん(75)は「前の事務所の時から来ていた。味つけもすごくいい」、武藤さんは「また来たい」と言ってくれました。
食事の準備は朝早くから始まり、おでんは前日から仕込まれていました。食事を準備する際には、エプロンや頭を覆う三角巾、ビニール手袋、手洗いなどを欠かさず、衛生面では食中毒が発生しないように、みんなで細心の注意を払って調理しています。
女性部を中心に運営 相談して献立決める
食事会は、「会」の女性部(山口津美子部長)が中心となって運営されています。献立は、みんなで相談して決められ、春はたけのこご飯、秋には松茸ご飯など四季にあったものを出しています。食事会の会費は、1回300円(持ち帰りの場合は200円で場合により変わる)と安価で、多くの会員さんに喜ばれています。また、会計もきちんと記録しており、毎月材料費などの会計報告を提出しています。
山口さんは、「食事会に友だちを誘うことも呼びかけています。食事会がきっかけで入会して『守る新聞』を購読する人もいて、仲間も新聞も増えます」と話します。
足が悪くなり食事会へ来られなくなった会員さんへは、作った食事を届けることもあり喜ばれています。
浅野好博会長(72)は「こういう集まりが全ての地域でできることが理想、事務所があることによってできる」と強調しました。
(2011年7月3日号「守る新聞」) |