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市で初めて生活福祉資金でクーラー設置 “夜もぐっすり眠れます” 生活保護世帯へ貸付を実施 <大阪・牧方市>

 枚方(ひらかた)・交野(かたの)生活と健康を守る会・なかふり班の河原務さん(65)は、クーラー設置費用の借り入れのための生活福祉資金を申請して念願のクーラーが設置されました。

 河原さんは昨年の夏、就寝中に熱中症になって救急車で病院に運ばれました。「電話で異変に気づいた友人が救急車を呼んでいなかったら、今頃この世にいなかったかも」と当時を振り返る河原さん。あの時の記憶が頭から離れず、夏になるのが不安でした。

●設置費用が借りられた

 そんな時、生活保護世帯でもクーラー設置費用の借り入れができると聞き7月20日、生活福祉資金の借り入れを申請。枚方市で初めての事例で、河原さんはわずかな年金と保護費で生活しており借りられるのか心配でしたが、担当者にも協力をいただき借り入れの相談から20日後にクーラーが設置されました。
 当日は汗をかくほどの暑さでしたが、「クーラーのおかげで夜は寝付きも良く、ぐっすり眠れました」と喜びの報告がありました。
 河原さんは「生活保護を利用している人は連帯借受人(保証人)が要るので借りにくくなっている。8月5日の生活保護部会でこの制度を学習して今回自分は助かったけれど、同じ生活保護利用者でも保護費以外の収入のない友人は借りられないことを知り、こんな不平等は許されない」と話します。

●学習したこと行政に訴える

 8月5日、生活保護部会での学習会では「国が熱中症対策というのなら、低所得者や同じ生活保護を利用している人の線引きをせずに貸付すること」「それよりも借金をさせることがおかしい。一時扶助で支給すべきだ」など、議論を交わしました。「学習したことを班に持ち帰って実態を出し、多くの人に知らせ署名などで行政に訴えていこう」と確認しました。
 「会」ではこの学習会で出た意見をもとに8月11日、市社会福祉協議会に貸付制度について緊急の要望書を提出しました。(森田みち子さん)

生活保護の差別など議論

“どう考えてもおかしい”

班会で声上げようと確認

 8月11日のなかふり班の班会では、河原さんから生活福祉資金の借り入れからクーラー設置までの経緯と生活保護部会で学習したことが報告され、討議しました。
 参加者は、生活福祉資金などの貸付金が収入の有無で貸与の可否が決まってしまうことについて、「おかしいことはおかしい」と声を上げることが大事であると意見が一致しました。
 木寺寛さん(70)は「生活保護部会のたびに学習を繰り返してきたことで、自分たちだけではなく他の人にも生活保護について問題意識を高めてもらうことが大事で、それにはどうしたらいいかを考えるようになった」と話されました。

(2011年9月4日号「守る新聞」)

 
   
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