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生活保護が有期保護になったら仕事もないのに生きていけない 私のひとこと ハガキを送ろう 厚生労働大臣に

 国は「社会保障と税の一体改革」で消費税増税と社会保障の全面改悪をねらい、生活保護では「国と地方の協議」で密室での法改悪を準備し、生活保護基準の引き下げもねらっています。全生連では、厚生労働大臣に「私のひとこと」ハガキ6万枚を届けようと、全国で取り組んでいます。

 会員の4割がハガキを書いた新潟県生連では、班会でも書き込みをすすめています。10月8日、新潟生活と健康を守る会・わかば班の班会には8人が集まりました。

チラシを読んで実態を話し合う

 公民館の調理室で手分けして作った煮物、サラダ、そうめんかぼちゃの味噌和え、天ぷら、焼きうどんの“秋の味覚”を食べながら、まず、全生連チラシ「生活保護制度の見直し反対、基準引き上げを」の読み合わせ。
 老齢加算や医療費の窓口負担、仕事がないのに受給の期限を切る有期保護などを学び、生活保護基準が年金や最低賃金に影響し制度活用の基準になるなど、生活の中で重要な位置を占めていることがわかりました。
 東日本大震災の復興増税が国会で審議されているなか、社会保障がどんどん削られようとしていることが話し合われました。「給与が上がってないのに、消費税が上がったら大変」と高橋茂さん(56)。「生活保護基準にも届かない国民年金は低すぎる」と、高橋怜(さとし)さん(74)から怒りの声があがります。

自分の言葉でハガキを書こう

 その場でハガキに、「これ以上の税負担は許せない」「医療費を窓口でとられたら医者にかかれない」「保護基準の引き下げはやめて。今でもまともにできない親戚(しんせき)づきあいができなくなり、孤立してしまう」など、切実な実態や思いを書き込みました。
 「自分の言葉で、“ひとこと”言うのが大事だね」と、欠席の人にもハガキを書いてもらい、まとめて厚労大臣に送ることにしました。(清治のり子さん)


「私のひとこと」ハガキから

 ◎年をとるとどうしても医者にかかります。医療費の窓口負担を取られたらかかれません。これ以上どう切り詰めたらいいか心配でなりません。(秋田県能代市・女性)
 ◎老齢加算を元に戻してください。一刻も早く! 人間らしく生きるための最低限の要求です。(東京都新宿区・女性)
 ◎就職活動をしていますが仕事がありません。有期保護には絶対反対! 苦しい日々を送っています。(兵庫県明石市・男性)
 ◎低い年金で生活している私にとって、生活保護費の引き下げは年金引き下げにもなる。生活保護制度は絶対に守ってもらいたい。(大分市・女性)

ハガキにのせた私たちの要求

次のことを実現してください
[1]就労指導の強化で早期に生活保護を打ち切る改悪はしないこと。
[2]医療費の一部負担金など制度の改悪をしないこと。
[3]生活保護の老齢加算を復活し、地域別最低賃金や他の制度利用にも影響する基準の引き下げはおこなわないこと。

(2011年10月23日号「守る新聞」)

 
   
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