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社会保障改悪と消費税増税許さない 自主申告権行使しよう 徳島県生連 確信持てた税学習会

 徳島県生活と健康を守る会連合会では8月21日に県連税学習会を行い、各地で税学習がすすめられています。勝浦町と徳島市での取り組みを紹介します。

子どもの扶養控除まで廃止
学ぶほどに怒りわく

〈勝浦〉 井出 幸夫(58)

 勝浦生活と健康を守る会では10月と11月、税運動の飛躍をめざして班での学習や取り組みをすすめるために、2回にわたり税金講座を開催しました。役員や班長のべ20人が参加。徳島県生連の竹田節夫事務局長を講師に、パソコンからスクリーンに大きく写し出された画像を見ながら、税をめぐる情勢や自主申告の大切さ、税金実務の基本点を学習しました。
 「大企業や大金持ちは肥え太り、自分たちの暮らしは厳しくなる」「知れば知るほど怒りがわいてくる」「子ども手当や高校授業料無償化という選挙戦術の裏で、子どもの扶養控除をなくし、『子どもを大切にする政治』という言葉のなんと薄っぺらなこと!」「民主党は期待はずれ」という声があがりました。
 野田政権は、東日本大震災のどさくさに紛(まぎ)れて、社会保障のためという口実で消費税10%への引き上げをやろうとしています。さらに、食の安全と農業を破壊するTPP(環太平洋連携協定)参加を表明。「勝浦町のような小規模の水田は、ほとんど草ボウボウの放任田になる」「米は作れなくなる」という声も出ています。
 国民には百害あって一利なし、こんなでたらめをやめさせるためにも、仲間を増やし大きな「会」にしなければと確信した学習会でした。

暮らし全体に関わる税申告
学習の成果実感して

〈徳島市〉 篠原 隆雄(61)

 徳島市生活と健康を守る会の西部分会・伝言班は10月30日、8人で税を学習しました。
 山本市江県連副会長が、消費税増税の不当性や、「社会保障と税の一体改革」で医療、介護、子育て、年金、生活保護などがどう悪くなるか、「税申告は国民健康保険料、公営住宅家賃、保育料など暮らし全体に深く関わる」と説明。小松喜志栄さん(58)は、「学習すればするほど税はよくわかる」と話します。
 西部分会では、7月から定例の「なんでも相談会」に税の学習を取り入れ、班での学習も開始。8月は県連の税学習会へ参加し、半数の分会でパソコンのパワーポイントを使い税のしくみや改定点、例題で所得、控除、税額の計算などを学びました。10月は各種減免制度を学習し、どんな相談にも対応できるようにしました。
 加茂名班の86歳の女性は今年1月、ビラを握りしめ学習会に来ました。彼女を息子さんの扶養につけると、所得税・市民税が非課税に、国保料も安くなりました。入院医療費の還付請求もし、さかのぼって税が戻り、学習の成果を実感して入会されました。
 私も鍼灸師(しんきゅうし)で自主申告しますが、毎年、重税感が増します。徴税(ちょうぜい)攻勢をはね返し、自主申告権を守る運動が大切と痛感します。

(2011年12月4日号「守る新聞」)

 
   
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