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祝 進級・入学 “人”が大好きな子どもたち やさしく たくましく育って 手記 大阪市東住吉区 加藤 知美(36)

 桜が咲き、進級・入学の季節です。大阪・平野生活と健康を守る会の加藤朋巳(ともみ)(38)・知美(ともみ)さん(36)夫妻は3人の子どもを育てています。長男はこの春、小学校に入学しました。母親の知美さんに、子どもたちの成長や子育ての思いを綴ってもらいました。

 我が家は今春、長男の承太郎(6)が小学校に入学しました。電車と恐竜が大好きで、友だちと活発に遊び、姉弟のなかで、一番朗(ほが)らか。将来は赤バス(コミュニティーバス)の運転手か、東京の電車の運転士になりたいそうです。学校では「お絵かきと勉強をがんばりたい」「お姉ちゃんと『いきいき』(大阪市放課後事業)に行きたい」と話しています。

将来も3人助けあって生きていってほしい

 長女かりん(9)はマイペースでのんびり屋です。でも負けず嫌いな一面も。保育所のときから空手を習っています。また、1年前から習いたいと懇願(こんがん)していたダンスを最近習いだし、「とても楽しい」と生き生きしています。
 将来の夢は映画監督かマンガ家で、4年生から始まるクラブ活動ではマンガクラブに入部し、早くマンガを描きたいそうです。
 保育園に通う次男の文哉(ふみや)(3)は気が強いけれど甘え上手。家族みんなの愛情を一身に受け、ワガママにならないかと、少し心配です。
 3人ともお客さんが大好きで、精いっぱいおもてなしをし、気づけばお客さんのひざの上にちょこんと座っていることも多々あります。とにかく「人」が大好きな3人です。
 私は子どもたちを、健康で周りの困っている人を当たり前のように助けるような、優(やさ)しくてたくましい心を持った子に育てたいと思っています。
  かりんは承太郎には年が近いせいか厳(きび)しく、文哉には非常に甘いのですが、ちゃんと子どもながらに役割分担ができているようです。力を合わせて、将来もずっと助け合っていってほしいです。

義務教育でも大出費 小中一貫校で制服代も

 2人が通う小学校が今年から、市内初の「施設一体型小中一貫校」になりました。橋下(はしもと)市長は「大阪一のスーパー小学校にしたい。市内全域から通学可能としたい」と言いますが、その政策は市民を混乱させているだけのような気がします。毎日、関係者が見学に来て、子どもたちは落ち着いて勉強ができるのか。中学生と同じ施設でうまくやっていけるのかなど不安です。
 小中一貫校になったことから制服になり、2人で4万900円。その他、体操服、制服用着替えのポロシャツ、水筒、リュックサック、上靴、スニーカー、体育館シューズだけでも2万円を超えました。長男の机までは購入できていません。
 子ども手当(児童手当)の支給額が1年で変わったり、高校授業料の無償化も、わが子のときに制度があるかどうか不安です。
 子どもたちの今の願いは「いつ、東京ディズニーランドに連れてってくれるか」ですが、さてさて一体いつ連れていけるやら…。

(2012年4月8日号「守る新聞」)

 
   
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