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駅利用者の切実な要求実現 エレベーターで楽になった 東京板橋 都営三田線区内全駅に完成

 板橋生活と健康を守る会が、2005年から署名や交渉を重ねて設置を要求してきた都営地下鉄三田線・志村坂上駅のエレベーターが今年3月に完成。4月8日、駅前で完成を喜び合いました。

 エレベーター前に17人が集まり、「本当に良かった。電車に乗るのに楽」と小豆沢(あずさわ)班の木本邦子さん(72)。「“おばあちゃんの原宿”(巣鴨)に行くのも楽しくなった。もっと早くつけてほしかったね」と守屋フキさん(70)。大伴(おおとも)節子さん(71)も、「たくさんの人がエレベーターを利用している。本当に運動して良かった。赤ちゃんを連れたお母さんたちも喜んでいる」と満面の笑顔です。
 横断幕の文字を見て、うれしそうな笑顔で通っていく利用者もいました。地元・志村班の和田辰雄さん(71)は、「今度は下り線へのエレベーター設置を運動しよう」と呼びかけました。

全駅に設置求め運動開始駅の協力も得て現地調査

 板橋生活と健康を守る会では1989年(平成元年)から、都営三田線全駅にエレベーター・エスカレーターの設置を求めて運動してきました。志村坂上駅では2005年11月、地域の班を中心に12人で現地調査を行いました。駅長さんに調査を申し入れると、「設置されれば、駅職員も大変助かる」と協力してくれました。
 06年1月28日、18人が駅頭で初の宣伝行動を行いました。3か所で宣伝ビラ400枚をまき署名を訴えると、赤ちゃんを抱いた若いお母さんが「私にも書かせて」。乳母車を持ち上げて階段を上ってきたお母さんも、「早くつけてほしい」。腰を曲げて階段を上ってきたお年寄りは、「ああ、しんどい。エレベーターは必要よ」とつぶやきます。
 ハンドマイクの訴えを立ち止まって聞いていた人たちも戻って署名してくれ、203人分が集まりました。大きな反響に、エレベーター設置が地域の切実な要求になっていることがわかりました。

「用地獲得が困難」の回答署名活動と交渉を重ねる

 署名や宣伝行動を続けながら、都交通局と交渉。06年4月の第5回交渉では設置工事に着工する駅や準備中の駅が示されましたが、志村坂上駅は「用地確保が困難」との回答でした。参加者は「利用者が高齢化している。早急に実現して」と訴え、「何でも協力する」と申し出ました。
 合計1700人分の署名を都交通局に提出し交渉を続け、毎年5月の東京都生活と健康を守る会連合会の対都交渉でも「私の要求」で提出。09年3月末、ついに「三菱東京UFJ銀行志村支店前に設置が決まった」と連絡が来ました。都営三田線の板橋区内の駅では最後の設置で、改札階からホームまでは6月30日完成予定です。
 完成を祝った翌日の9日、エレベーター設置に力を尽くした星子誠之(せいし)副会長(享年68)が亡くなりました。遺志を継ぎ、粘り強い運動の成果を地域に宣伝して、「生活と健康を守る会」をアピールしようとみんなで決意しています。

(2012年4月29日号「守る新聞」)

 
   
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