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消費税 レシート集め計算したら あまりの額に仰天 東京/北区《王子6丁目班》

 民主党の野田首相は、「今国会で消費税税率を10%にする法案を通す」と態度を強めています。全生連ではレシート計算と「私の一言」を書く用紙を作成し、消費税の負担を調べる運動を呼びかけています。東京・北区の都営住宅に住む「王子6丁目班」の3人(厚生年金受給者)が、買い物した1週間分のレシートで、消費税を計算してみました。(田中由利子記者)

 「買い物したレシートを集め、消費税を計算してみて恐ろしくなった。1週間で1317円。それを4倍して1か月分としたら5268円。これが消費税率10%になったら、1か月で1万円とられることになる」と、息子さん(30代)と2人暮らしのAさん(71)。「息子は私の3倍は食べ、食費がかかる」と言います。
 夫婦2人暮らしのBさん(72)は、「私は5月7日から1週間のレシートを集めてみた。実際は5日間しか買い物しなかったから、消費税は426円と安かった。でも別の日にコートなどのクリーニング代や、美容院でカットと髪を染めてもらい、かなりの臨時出費があったわ」。
 2人の息子さんが近くに住み、夕食を食べに来ることが多いというCさん(71)は、「病弱な夫と2人暮らし。1週間で消費税655円。夫が買ってきた果物や牛乳代などは計算に入っていない。私が買った分だけでも1か月にすると2620円。1年で3万円以上の消費税が取られることになる。これが10%になったら6万円。年金生活の身にはこたえる」と不安の声。
 「今は時間もあり食事は材料を買って、できるだけ手作りを心がけている」と言うCさん。Bさんは「Cさんの家の前を通ると、いい匂いがよくしている」と話します。

大企業には減税 貧乏人は“死ね”か

 Bさんは両膝(ひざ)が痛くて、整骨院で治療しています。「今は1割負担だけど、医療改悪で3割負担になったら、おいそれといけなくなる」と話します。
 また、「野田首相が消費税税率を10%にしようとしているのには、あきれ返る。大企業にはいろいろな形で減税し、われわれ貧乏人は税が課せられてギリギリの生活。これ以上になれば“死ね”ということ。今の政治は許せない」と怒りをぶつけます。

消費税率10% ますます生活苦に

 Cさんは去年一時所得があり、医療費が3割負担になりました。「3割負担はきつい。国民健康保険料や介護保険料なども払わねばならず、消費税が10%になったら、ますます生活が苦しくなる」。3人は共通して「服はほとんど買わない」と話します。
 公共料金はほぼ3人とも電気代は月3500円、ガス代は3500円(冬場は暖房に使用し9000円超)、水道代は約1500円。消費税は安く見積もっても月400円を超えます。
 「やってみて仰天した。10%になったら生きていけない」「1週間分のレシート集めなら、どの班でも取り組めそう」と、消費税増税阻止の運動をさらに広げる一歩です。

(2012年6月10日号「守る新聞」)

 
   
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