全国の生活と健康を守る会は、いま、税金の自主申告の説明会を開いています。横浜市港南区と大阪府岸和田市の取り組みを紹介します。
命医療費などで還付金30万円強
横浜・港南区
港南区生活と健康を守る会は、この間、説明会を3回開き、37人が参加しました。今年は全生連の「税パンフ」と「自主計算ノート」を使いました。税の計算の経験のある人は少なく熱心に聞いてくれました。初めて参加した69歳の女性は「息子が昨年失業し、失業保険に所得税がかからないことを初めて知った。うれしい」と大喜び、還付金は2万6000円でした。
また、ある女性は、医療費控除を夫より娘につけ還付金が1万3000円。本人の企業年金も申告し源泉徴収税額はゼロになり、「自主計算ノートはいいですね」と言っています。
税金実務の援助者は毎回5〜6人、還付金額は全部で30万6508円、「守る新聞」が4部増えました。
説明会の後、主催した10人ほどでお茶を飲みながら、「税務署の説明は不親切でひどい。会で説明会をやる意味は大きい」と話し合いました。(関美恵子通信員)
5年分が還付 快く入会サイン
大阪・岸和田
岸和田市生活と健康を守る会・上野東班は2月9日夜、税金の自主申告説明会を仙頭養子さん宅で開き、7人が参加しました。
「守る新聞」読者の土居マユミさんは、体調を崩している母親を呼び寄せて同居しています。でも「介護保険のこととか考えて」世帯分離しています。「だから扶養控除の対象にはならないと思いこんでいた」そうです。「そうじゃないよ」と教えられ、同居する以前を含めて5年分の還付申告をすることになりました。
申告書を作り上げた土居さんは、「これだけ税金がもどってくるのだから、入会せんわけにはいかんね」と入会申込書に笑顔でサインしました。
班では、事前に、会場周辺に700枚の案内ビラを4人で手分けして配布しました。(小林十三夫通信員)
(2013年2月24日号「守る新聞」) |