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市もパワーを認める 住民の悩み解消 福岡・飯塚市生活と健康を守る会 地域とともに前進中

 かつては日本有数の産炭地だった福岡県の筑豊地域。その中心都市飯塚市で、2006年の合併前の旧市内をベースに活動しているのが飯塚市生活と健康を守る会です。会員440世帯・38班からなる組織が頑張っています。その存在はしっかりと地域に根付き、市にも認められています。(番匠寛記者)

月曜日は相談会 毎週開いてます

 飯塚市も筑豊の他の自治体と同様に、石炭で栄えてきました。ところが国のエネルギー政策の転換、効率化を求める動きの中で、基幹産業だった石炭・炭鉱は壊滅を余議なくされ、そこに暮らす人たちは苦労を強いられてきました。
 国家政策に翻弄(ほんろう)され続けたこの街で、「会」は地域にしっかりと根付いた活動を繰り広げ、今の組織を築き上げてきました。
 「会」の活動で特に注目されるのは、地域の人たちに頼りにされている、月曜日の生活相談会です。祝祭日と重なるなど一部のケースを除いて、毎週欠かすことなく開いています。
 生活相談会を開く月曜日の朝10時。会員は市役所本庁舎第2別館に集まります。庁舎内を行き来する職員と気軽にあいさつも交わしながら、相談者を待ちます。
 落ち合った相談者とは徒歩数分のところにある事務所に向かい、市民生活全般にわたる細かな相談に乗っています。相談件数はその日によってまちまちです。全くないこともありますが、平均して3、4件程度ということです。
 以前は相談会の案内ビラを地域に配布していましたが、今はそれをやっていません。欠かすことなく継続してきた積み重ねにより、月曜日の相談会開催が市民にすっかり定着しているのが、その理由です。

普通にやるだけ 地道に積み重ね

 全国的に有数の規模を誇り、地域と行政にも認知されている「会」の力の源泉は、原則的な活動の積み重ねによるものです。
 「何も特別なことをやっているわけではありません。全国生活と健康を守る会連合会の大会方針にのっとっているだけです」と会長の藤原房恵さん。「みんなで方針を討議し、できないことはできないとはっきりさせます。そして、決めたことはきっちりと守ります」
 藤原さんは、自らを「鬼ばばあ」と称します。厳しい指導もしばしばのようですが、会員からは「ふーちゃん」と慕われています。就任して13年。当初は赤字も抱え大変でした。それらを乗り切ってきたのが原則的な活動です。目標を1つずつクリア、困難を克服してきました。
 「定例班長会、生活相談会、原水爆禁止の『6・9行動』は、どんなことがあってもやっていきます」と言い切ります。
 班会が100%やりきれていないなど、課題がないわけではありませんが、「会」は着実にパワーアップしています。
 会費は今は100%納入です。各班とも集金担当者が多く、その取り組みが原則的な活動をしっかりと支えています。
 会員構成を見ると、2世、3世の入会が増え、課題の1つだった後継者も育ってきました。
 役員は会長以下8人体制になりました。福岡県生活と健康を守る会連合会の学習会などには全員で参加するなど一致団結。リーダーシップを発揮しています。

行政は敵じゃない 共通課題は連携

 「国の施策の改善は、今日まで皆様方を中心とする関係団体及び各自治体が一体となって要望してきた、活動の一つの成果であると認識しております。したがいまして、今後とも生活支援につきまして、生健会と一緒になって国、県に対し、強くはたらきかけていく所存であります」
 昨年6月の飯塚市への夏期要求に対する市の回答の一部です。「会」の長年にわたる地道で粘り強い活動は市を動かしています。
 市は、一昨年には福岡県に生活保護の老齢加算復活の検討を要望しています。共通課題については共同歩調をとっていく構えです。

(2013年3月17日号「守る新聞」)

 
   
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