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北アルプスの麓、6つ目の生活と健康を守る会誕生 地元マスコミも注目 長野県

 3月23日、長野県大町市と北安曇郡の池田町・松川村・小谷村・白馬村をエリアとする北アルプスの麓に、大北生活と健康を守る会が結成されました。結成総会には入会したばかりの会員も参加し、地元のマスコミからも注目されました。
(中嶋幸子通信員)

 会の結成準備は、昨年3月、「大北地域にも憲法25条にうたわれている『生存権の保障』を求める運動を進める会をつくろう」と、毎月会議を開いて進めてきました。
 今年2月には「福祉灯油支給の要望書」「生活保護基準の引き下げ反対の国への意見書を求める請願書」を提出しました。
 結成総会に向け、県連合会の応援を受けて会員・読者を増やす行動を行い、1週間で25人も迎え、35人の会員にすることができました。
 総会では、「生活保護制度の引き下げ、改悪反対」「国保税や介護保険料、公営住宅の家賃減免」などの運動を進め、会員・読者の仲間の輪を広げ強く大きな会をつくろうと決めました。そして、予算や役員も決めました。
 総会の前に、県社会保障推進協議会の湯浅建夫事務局長が記念講演。
 湯浅氏は「貧困と格差が広がり、これを打開するには社会保障の充実が必要。私たちがどう運動するか、重大な時」と訴えました。
 総会はマスコミも注目し、地元の信濃毎日新聞と大糸タイムスの記者が取材。「低所得者層の生存権保障を求める」(信濃毎日)、「生活困窮者や低所得者などが団結し、地域から社会保障の向上」(大糸タイムス)と、報じました。

「恵まれない人のために」
会結成の礎になった萩久保さん

 「守る新聞」約20部を十数年前から大町地域に増やし、夫婦で配達集金をして「生健会」の基礎を作ってきた萩久保博道さん(91)。「自分たちもお米を農家から仕入れ、都会へ売りに行くなどして貧しい生活をしてきた。末端の恵まれない人たちのために闘って、世の中を変えていかなければどうにもならない。そのために『生健会』が必要と思いずっと新聞を配達してきました」と語ります。
 高齢の萩久保さんに代わり、この1年間配布集金を受け持ってきた宮澤邦雄さん。「生健会ができてうれしい。いいこんだ。守る新聞は自分が分からないことも載っているので勉強になる」と。10年前脳卒中で倒れた時、市会議員(共産党)に協力してもらって、生活保護の申請書を出し受けられた当時を振り返って話します。

(2013年4月14日号「守る新聞」)

 
   
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