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悪法は廃案しかない! 生活保護守り抜く

 生活保護制度の改悪を巡る闘いが、正念場を迎えています。先の全国生活と健康を守る会連合会と中央社会保障推進協議会の厚生労働省でも明らかになったように、法改定は矛盾だらけ。国民いじめ以外の何物でもなく、連日、抗議行動が繰り広げられています。5月31日から始まった、全生連の参議院議員会館前集会の序盤の模様などを紹介します。悪法は廃案、白紙撤回あるのみです。
 (西野 武記者、番匠 寛記者)

6月3日 リレートークで訴え

 集会の皮切りはリレートーク。「(厚生労働省が言っている)口頭申請も認め、扶養は要件ではないというのなら、法改定の必要はないはず」「テレビなどの報道で不安になっている人が大勢いる」など、怒りと疑問の声がとどろきました。
 参加者は11人で、うち4人は激励に訪れた印刷労働者でした。「書類提出がないと生活保護が受けられないのはおかしい」と話していました。

6月4日 通行人からエール

 梅雨の中休みで夏日が続く中、都内在住の全生連会員ら11人が集まりました。中央社会保障推進協議会と全国労働組合総連合の代表も参加しました。
 いろいろな集会に足しげく参加している瀬戸井定雄さん(86)。いても立ってもいられないと、この日も元気に駆け付けました。ハンドマイクを手に「生活困窮者の餓死・孤独死など悲惨な事件が多発している。そんな状況の下で法案が通ったら、悪法に縛られてもっと死者が出る。とても心配」と力強く訴えました。「毎日でも参加したい」と並々ならぬ決意を固めています。
 吉崎キンさん(70)は「声を上げ続けることが大事。決してあきらめない」と話していました。
 訴えている最中、タクシードライバーという初老の男性からうれしいエールが寄せられました。生活保護を利用していた母子家庭で育ったそうです。「とても大切な制度だ」としみじみと語っていました。
 2班に別れた議員要請では、ある自民党議員の秘書から、「法案に抗議するFAXが連日たくさん届いている。みなさんの気持ちは分かる」という言葉が返ってきました。

6月5日 院内集会、デモも

 午前中は、中央社保協と東京社保協が主催して院内集会が開かれました。住江憲勇社保協代表委員が「社会保障改革推進法は社会保障の解体になる」と強調、黒岩哲彦東京生存権裁判・新潟生存権裁判弁護団・弁護士は「生活保護法の改悪は『水際作戦』の合法化と同時に調査強化は、プライバシーを侵害する」と訴えました。
 続いて前田美津恵全生連事務局次長が「生活保護法案の改悪は、前近代的な法律に逆戻りさせようとしている」と発言しました。
 参加者は141人。「守る会」からは足立、江東の2人が参加しました。
 正午からの衆議院議院会館前集会には、各団体から400人、全生連からは29人が参加して、「生活保護引き下げ」や「生活保護法案改悪」など反対の声を国会に届けました。
 集会に参加していた生活保護利用者で、東京生存権裁判元原告の八木明さん(87)は、「怒りが収まらずに参加しました。これからどうやって生活していけばいいのか。私だけの問題でなく、今後受けようとしている人も大変です。政府は、老齢加算の廃止や消費税の増税など、私たちをどれほど苦しめたら気が済むのでしょうか。今回の法改悪は、多くの人にも影響が出ます。どんなことがあっても許せません」と語気を強めました。
 同日は、「STOP! 生活保護引き下げ」アクションが主催して、「怒りの緊急請願&国会デモ」を日比谷公園から、厚生労働省前、国会まで行い、約200人が「生活保護法案」の廃案を訴えました。

(2013年6月16日号「守る新聞」)

 
   
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