東京都生活と健康を守る会連合会は1月14日、「宇都宮革新都政を実現させよう!」をスローガンに、2月9日に行われる都知事選挙に向け、暮らしと命を守る都政を実現させる決起集会を開きました。豊島区池袋の会場に、立ち見を含む150人が集結、熱気あふれる応援あいさつが続きました。(西野 武記者)
昨年8月に生活保護基準が下げられ、冬季加算、期末一時扶助もカット。年金も10月から減額になり、さらに今年4月からは、消費税が5%から8%に引き上げられます。国は、消費税対応として一生活保護基準2・9%上乗せを発表しましたが、上げ幅の3%に満たず、ましてや昨年8月以降との比較で支給は、上がると宣伝しています。改悪前と比較すると、その額はもちろん減少です。
社会保障全般の切り下げを進める安倍首相の暴走をストップさせ、特養老人ホーム増設や社会保障の充実を掲げる宇都宮さんを応援しようと、決起集会には多くの会員が集まりました。
坂口忠男都生連会長が開会のあいさつで「石原慎太郎元知事、猪瀬直樹前知事も途中で都政を放り出しました。14年間で失った都民の政治を取り戻しましょう」と呼び掛けました。
続いて、田村智子参議院議員が「亡霊のように出てきた細川護煕(もりひろ)氏は、佐川急便1億円献金問題で議員を辞めた人。さらに最初に消費税を導入した人です。こうした人に都政は任せられません」と訴え、大島よしえ都議会議員が「都民が暮らしやすい東京を実現しましょう」と強調しました。
水上昭三都生連事務局長が「安倍政権の暴走ストップ、東京から政治を変える。暮らしと命第一の都政へ」など行動提起。続いて足立、大田、荒川、北、板橋の守る会がそれぞれ要求実現を訴えると、会場は最高潮にヒートアップしました。
日野市
大木壮吾(71)
日野市は、2月16日に市議選が行われます。9日の都知事選と2週連続して選挙です。日野市議選には、生活と健康を守る会の会員が5人立候補しています。そのうちの一人が「会」の理事です。一方的に行政を進めるやり方は、都政にも言えます。14年間都営住宅を1つも造らなかったことに怒りを覚えます。暮らし第一のために頑張って応援します。
荒川区
小川武男(68)
私は、最近、荒川の理事になりました。生活保護を利用しており、妻は、要介護3で寝たきりの生活を送っています。
2人で11万円くらいの手取りです。食費が3万〜4万円かかり、100円均一ショップでしのいでいます。上の階に住む90歳のお年寄りも年金が下げられ、散髪を私がやってあげています。
とにかく、都営住宅をもっと増やしてほしい。手厚い介護が受けられる都政を望みます。
うつのみや・けんじ
1946年、愛媛県生まれ67歳。日本弁護士連合会前会長。68年、東京大学法学部在学中に司法試験に合格。約6万超の悪徳業者を告発。反貧困ネットワーク代表、年越し派遣村名誉村長。脱原発法制定全国ネットワーク代表世話人などを務める。
東京都知事選挙支援先
東京都生活と健康を守る会連合会
〒170−0005 東京都豊島区南大塚3−51−2
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(2014年1月26日号「守る新聞」) |