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生活保護 熱中症、これで安心!! 各地でエアコン設置実現

 今年7月から、生活保護のエアコン設置の取り扱いが変わり、すべての生活保護利用者に生活福祉資金の貸し付けができるようになり、返還金は生活保護費から返還することになりました。6月末までは、年金など収入があれば収入から返還金が控除されていました。そのため、各地の生活と健康を守る会は熱中症にならないために、エアコンの申請と制度改善の運動を行い、多くの生活保護利用者のエアコン設置が実現しました。新潟県と福岡県での取り組みと利用者の喜びの声を紹介します。

新 潟

 新潟県生連は、エアコン設置費支給制度の廃止を前に、新潟県の各福祉事務所に制度を周知し最大限申請を認めることを要望しました。あわせて県社会福祉協議会には、申請が届いた後に10日間で貸し付けを実行し、必要な人が最大限利用できるようにすることを求めました。
 三条市では、申請の機会をすべての対象者に保障し、熱中症防止につなげようと、電話も使って保護利用者に制度を知らせ、新たに30人が申請し、エアコンが取り付けられました。
 斎藤良子(仮名)さんは、小学校2年の早苗さんと暮らす母子家庭です。市役所からの電話の内容を理解できないでいましたが、会員の武藤元美さんから制度を知らされ、早速申請しました。「娘が暑い部屋で寝苦しそうにしているのが不憫(びん)だった」と話します。エアコンがついた部屋で早苗さんは「涼しいところで寝られてうれしい。勉強もしっかりとしたい」とうれしそうに話していました。(吉田松雄通信員)

市議会に設置求める陳情

北九州市

 保護費以外のその他の収入がある人が社会福祉協議会の貸し付けを利用してのエアコンの購入が7月から制度が変わり償還金の収入認定の控除がなくなることになりました。
 生活と健康を守る会北九州市協議会は4月21日市議会に出した陳情「エアコン設置利用と収入のない世帯の扱いの改善」の口頭意見陳述で「もうすぐ利用できなくなるのに、この制度のことを知らせなくていいのか」と訴えました。
 その後、北九州市は生活保護受給世帯全員に7月から制度が変わることの手紙を出しました。
 八幡生健会にも桃田順子さん(72歳)ら4人の会員が「保護課から手紙が来た。エアコンの借り入れをしたい」と、申請しました。社会福祉協議会の窓口はいつもエアコン借入申し込みの人でいっぱいでした。(藤元共広さん)

エアコン設置の喜びの声
「会に入っていて良かった」

福 岡

 古賀市 上森チヨ子
 今まで暑さを扇風機とうちわでしのいでいました。周囲は高い壁があるので風が入らず、毎年体調を悪くしていました。守る会からこの話があり早速取り付けていただき感謝します。

 古賀市 安東邦宏
 今までのエアコンは古く冷えが悪くほとんど使わなかった。守る会から話があり新しく取り付けていただいて大変助かっています。

 古賀市 鳥飼純子
 今まで付いていたクーラーは20年前の容量の小さいものでほとんど使っていません。守る会よりエアコン設置の話があり夏も冬も心地良い生活ができると思うと飛び上がって喜びました。本当にありがとうございます。

 福津市 北田 収
 毎年のこの暑さで熱中症になりかけていたが守る会のおかげで気持ち良い暮らしができるようになり感謝しております。

 福津市 秀島暁子
 私は精神的に弱ってほとんど外に出ず部屋にいます。扇風機だけでは汗が出て目まいがしています。エアコンを付けていただいてうれしい。

 古賀市 今橋清孝
 私の夫は障害者です。風呂から上がって体をふいても汗が止まらず毎日が大変でした。この度守る会から電話がありエアコン設置状況を調査、すぐに申し込み設置していただきました。すごく感謝しております。

 宗像市66歳 女性
 私は少しの厚生年金と生活保護費で生活しています。古賀市の生活と健康を守る会からエアコンの設置状況の電話があり喜んで役員さんと共に宗像市役所保護課と社会福祉協議会に行き申請致しました。早い期間に連絡があり必要書類を提出しました。1週間位で振り込みがあり3日後に取り付けていただきました。これからは涼しくて快適な生活ができます。本当に守る会に入って良かったと思いました。本当にありがとうございました。

(2014年8月24日号「守る新聞」)

 
   
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