9月7日は全国生活と健康を守る会連合会の第40回大会に向けた特別月間の統一行動日。各地で新しい仲間や「守る新聞」読者を迎え入れようと会員が奮闘、いろいろな成果が生まれました。今回は具体的な成果がなかったところでも、次のステップへの展望をつかんでいます。静岡と東京・日野の取り組みを紹介します。(西野 武記者、番匠 寛記者)
静岡市新聞11部増
浜松は4世帯6部拡大 〈静 岡〉
静岡県生活と健康を守る会連合会も、「特別月間」の統一行動を行いました。
午前中は、静岡市の6支部10人、うち全生連事務局員も2人が参加して一緒に対象者を訪問。静岡県生連酒井幸七会長ら2人が静岡大学名誉教授の林弘文さん宅を訪問、新聞1部を増やし、全体で11部を拡大しました。
午後からは、浜松が7人(事務局員2人が合流)の参加で、2班に分かれて対象者を訪問しました。同日は、会員3世帯新聞5部、翌日1世帯拡大、計4世帯6部増やしました。
読者の鈴木喜久子さん(77)に「会員になってくれませんか?」と勧めると、「もう少し年金があるといいです。安心して暮らせる世の中になるといいですね」と、快く会員になってくれました。
また、元会員だった加藤艶子(つやこ)さんも、浜松生活と健康を守る会の中野三枝子事務局長が、訪問して温かく声を掛けると、とてもうれしそうにして入会を承諾してくれました。
その他、中村せつ子さん(75)も入会。3世帯が仲間になりました。さらに、中野事務局長が親戚の人に携帯電話で連絡、新聞1部を増やしました。8月18日から9月8日まで(特別月間)の合計では、浜松は9世帯、14部を達成しました。
年数回はやろう
新たなつながり築く 〈東京 日野〉
「年に3〜4回はやったらいい。続けることが重要だ」―。日野生活と健康を守る会の統一行動に参加した、白土侑希さんの感想にみんながうなずいていました。初めての統一行動日。新規会員・読者ということでは成果はありませんでしたが、対話の中で対象者をリストアップ、今後に期待が膨らんでいます。
都営住宅に世帯比1%の会員という東京都生活と健康を守る会連合会の目標はすでにクリア。さらなる上乗せを目指し、7日は都営住宅にターゲットを絞り、午前と午後に1か所ずつの団地で各戸を訪問しました。「守る新聞」宣伝紙などを手渡し、生活と健康を守る会の魅力を訴えました。延べ13人が参加しました。合わせて消費税増税反対署名への協力も要請。午前中だけで26筆集まりました。
対話の中で、消費税増税についてはほとんどの人が「困る」。「増税はもう決まったこと」と話す人からも、税金の使い道や大企業優遇の現行税制については「間違い」との声を聞くことができました。
未就学児のいる家庭では、同会独自の無料勉強会がひとしきり話題に。かなり興味がある様子でした。
「初めての経験だったが、新たなつながりをいくつか作ることができた。教訓にしたい」(大木荘吾事務局長)。
(2014年9月21日号「守る新聞」) |