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岩手・山田生活と健康を守る会 被災者に寄り添って お茶っこ会でリフレッシュ 週1回ペースで開催途切れず 心安まる楽しいひととき

 東日本大震災による津波で大きな被害を受けた岩手県山田町。三陸沿岸のこの地で、被災者のよりどころになっている集まりがあります。それは山田生活と健康を守る会(佐藤照彦会長)が主催する「お茶っこ会」。2011年7月にスタートし、週1回ペースで会を重ねています。昨年9月に100回の大台に乗り、今年は9月16日で第150回。途切れることなく続いています。

地図 山田生活と健康を守る会は、震災後の11年7月に被災者で組織され、結成直後から心のケアを目的に「お茶っこ会」も始まりました。会場は同町にある社会福祉法人やまだ共生会の共同作業場の一室。毎回、40〜50人は集まります。
 仲間が大勢集まってお茶を飲みながらよもやま話が弾みます。あの日を境に、生活は一変してしまいました。大変な日々が続く中にあって、リフレッシュできるひとときのようです。
 常連の甲斐谷年子さん(75)は数年前にご主人を亡くし、仮設住宅で独り暮らし。「みんなの声を聞きたくなるんです。『お茶っこ会』に行くのが一番の楽しみ」と集まりを心待ちにしています。
 佐藤会長はこの取り組みについて、次のように話しています。
 「第1回の参加者は7人だった。徐々に参加者が増え、これを通して会員も増加。会員数は100人を突破した。100回目には山田町の佐藤信逸町長を招待し、節目を祝った。被災地の復興は大きく立ち遅れている。被災地の組織として、要求実現のための活動に励んでいる」

中身は豊富 出張開催も

 家族や財産などずっと大切にしてきたものを一瞬のうちに失った震災被災者を癒やす一助になれば、と始まったこの集まり。中身はバラエティーに富んでいます。
 ただ集まっておしゃべりしているだけではありません。体操指導もあります。また、仮設住宅に出向いての出張イベントもやってきました。
 会員の多くは、何かと苦労が多い仮設住宅暮らしをいまだに強いられ、解消のめどがつかないのが現実です。そんな生活に寄り添って、回が重なっています。
 150回目は200回に向けての大事な通過ポイント。会員、来賓、関係者ら40人が集まり、祝いました。来賓からは、次のような話がありました。
 「山田生健会の活動に感謝している。震災からの復旧・復興事業はいまだに進展しない中で、これまで被災者救援や要求実現のために、国家への要請活動を進めてきた。そんな皆さんのために、もっと活動を強めていく」(岩手県生活と健康を守る会連合会・村上充会長)。
 「被災した県立山田病院を再建するために、みなさんと共同して頑張っていきたい」(岩手医療局労働組合・中野るみ子執行委員長)。
 「皆さんに感謝されている共生会のトイレ新設などを支援することができた。良かったと思っている」(特定非営利法人難民を助ける会・加藤亜希子東北事務所長)。

仲間が集う 交流が進む

 この日は、岩手県内の仲間、紫波生活と健康を守る会の会員からブドウが届きました。それらを食べながら、カラオケで自慢の歌を披露したり、懇談・世間話をするなど、いつものような楽しいひとときを過ごしました。親睦を一段と深まりました。
 参加者の一人、85歳の女性は「子どもや孫は遠くに住んでいる。私は仮設住宅で独り暮らしなので、とても寂しいよ。でも、ここに来るとみんなと交流ができ楽しい。元気が出る」と切々と語っていました。(菊池公男通信員)

(2014年11月23日号「守る新聞」)

 
   
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