生活と健康を守る会の活動課題のひとつは、より強固な組織建設です。全国各地でさまざまな取り組みが進んでいます。徳島県小松島市では、徳島市生活と健康を守る会の分会が単組としての独立を達成。小松島市生活と健康を守る会として新たなスタートを切りました。9月27日に来賓を含めて33人の参加で結成総会を開き、経過報告・今後の取り組み、予算などの議案を満場一致で採択し、役員を選任しました。かねて念願の単組結成をを果たしました。今後の仲間増やしでは5年後には世帯比1%、170世帯の組織を目指しています。(亀川義浩さん)
隣接する勝浦町の同じようなケースでの単組結成に刺激され、10年ほど前から独立を模索し、ついに結成総会にこぎつけました。分会から単組へと組織体制を強化し、会員が一丸となったより強力な要求実現運動を推進していきます。
全員が力合わせ諸活動頑張ろう
2〜3年前から取り組みにより拍車がかかり、単組結成を実現しました。結成総会第1部では来賓を代表して、徳島県生活と健康を守る会連合会会長の井出幸夫さんがあいさつ。次のように祝辞を述べました。
「小松島市は6年前には介護保険料引き下げ運動で大きな成果を上げた実績を持っており、『単組独立はまだかな』と長く待たれていた。徳島市に次ぐ規模となる101世帯の単組結成は、県全体でも大きな意味を持つ。100人の一歩を心掛けて、会員みんなが力を合わせて頑張ってほしい」
楽しい守る会に“酒力”も借りて
単組独立に至るこれまでの経過報告と今後の方針提案は、事務局長に選出された天羽篤さんが行いました。
「小松島市の守る会の起源は38年前。徳島市の運動を学び、就学援助の要求で22世帯で発足した。地道にこつこつと運動を続けて会員を増やし、ピーク時は200世帯を数えるまでになった。被爆者から機械的に国民健康保険証を取り上げることを止めさせる運動や、市街化区域の農地の固定資産税が高いことから、線引きの廃止にも取り組んできた。また、産直運動もやってきた」
「今後は花見や紅葉狩りなど、和気あいあいとなれるレクリエーションに取り組むほか、市営住宅の家賃減免運動も進めたい」
方針、予算、戦争法撤回特別決議が、満場一致で採択されました。
初代会長に選ばれたのは井上博善さん。「老骨に鞭(むち)打って頑張る。みんなで楽しくお酒を飲んだりしてより団結していくために、“酒力”も取り入れたい」とユーモアを交えて就任の決意を述べました。
第2部はたくさんの料理とアルコール類が並んだ懇親会。指遊び、笑いヨガ、豪華賞品を競うビンゴゲームなどもあり、時が過ぎるのを忘れるほど楽しみました。
全国生活と健康を守る会連合会、徳島県社会保障推進協議会、元衆議院議員の春名なおあきさんらからお祝いのメッセージが寄せられました。
千葉でも新単組、新班も各地で
9月は小松島市に続き、翌28日には千葉県四街道市でも四街道生活と健康を守る会が、準備会を経て正式に単組結成の運びとなりました。また、全国各地で新班もいくつか発足しています。
四街道は県内では13番目の単組となり、会員は13人。28日は千葉県生活と健康を守る会連合会から、妹尾七重会長が祝福と激励に駆け付けました。
新班のひとつは広島市西区生活と健康を守る会の水仙班。10番目の班として22日に5人で立ち上がりました。新会員歓迎会も兼ねた第1回班会は焼きそば班会。交流を深め合いました。
(2015年10月25日号「守る新聞」) |