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2016年税運動 「計算できたよ」 さぁ“自主申告”!

 税金の重い負担を少しでも軽減するために、生活と健康を守る会は、いま全国で税の自主申告のための説明会を開いています。「年金400万円未満の人は申告不要」としきりに宣伝されていますが、申告で税額が軽減されるケースは少なくありません。今回は、大阪・吹田市の松田芳子さん(69)と徳島・勝浦市の岡本美鈴さん(44)が「会」の税勉強会、班会参加の感想を寄せてくださいましたので紹介します。

「頼りになる税の勉強会」
大阪・吹田 松田 芳子(69)

 税金の確定申告のときには、吹田生健会が行う税金の勉強会に参加しています。
 そこで一番印象に残っていて大事やと思ったのは、収入と所得が違うんやということ。そして、この収入と所得がいくらになるかによって国保料や医療費の負担額、介護保険料やその利用額などが決まり、その他いろいろな制度を使うのに影響を与えるということでした。
 2つ目は、年金暮らしをしていますので、税金の計算を通じて1年間にどれだけ収入が減ったのか、どうしてなのか、それに対して医療費や社会保険料などどれだけの諸経費が出て行ったのかなど改めて生活の実態を知り、生活を見直す機会にしています。また、自分の生活体験を通して世の中の動きを知る機会にもしています。
 3つ目は、税金の計算はこれまで自分でできないと思っていましたが、勉強会に参加して、少しずつ自分で申告ができるようになり、還付のことやらいろいろ学ぶことが増えたことです。もっと完全にできるようになりたいと思っています。生健会は、いろいろなことを勉強させてくれるところです。貧困の広がりが問題になっていますが、会員さんとの交流を通じて多くの人がそれぞれの問題を抱えていることを知りました。でも、生健会は、どんなことでも安心して相談できるところです。周りの人にもそう話しています。

「事業と暮らし自ら守る」
徳島・勝浦 岡本 美鈴(44)

 精肉店を営む私たちの店に、10年ほど前、税務署から「お尋ね」の通知が来て、相談したのが「守る会」入会のきっかけでした。
 班会で、全く知らなかった税金のことを少しずつ勉強し、就学援助制度も利用でき、子育ての大きな助けにもなりました。
 国産の肉にこだわって安心・安全なものを販売していますが、経営はとても厳しくなっています。自分で収支計算をしてみると、経営状態がはっきり分かります。
 牛を生産する農家がどんどん減って、昨年から牛肉の仕入れ値が上がりました。しかし、お客さんのことを考えると、なかなか販売価格を上げることはできません。
 今、我が家は、県外の私立の大学生をはじめ3人の子どもの教育費に頭を悩ませています。その上、6人家族で、年間50万円を超える国保税。おそろしい金額です。2年前、守る会を中心に国保税を引き下げてほしいという署名を1200筆(有権者の5分の1)も集めて議会に提出したのに否決されました。本当に残念で悔しかったです。
 さらに、消費税を10%に上げるなんてたまったものではありません。もっと「守る会」を活用して、暮らしを守る力を強くしたいと思っています。

(2016年2月21日号「守る新聞」)

 
   
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