5月6日、東京を出発した2017年国民平和大行進は、7日神奈川県入り。米軍基地のある神奈川県の生活と健康を守る会は、基地撤去も訴えながら歩きました。
米軍は日本から出ていけ
横浜・鶴見
鶴見生活と健康を守る会は5月11日、鶴見区役所前での集会に11人が参加。8人が炎天下を2時間半行進しました。
声援受け歩く
集会では、鶴見区役所からのメッセージが読み上げられました。沖縄出身の翁長ヨノさん(80)は、「私の住んでいたところは沖縄戦でも被害はそれほどなかったが、やっぱり平和が一番。足が悪く行進は歩けないが、友だちを誘って参加した。頑張って」と見送ってくれました。
途中、うしおだ診療所の人たちからお茶と菓子の接待を受け、安善町の米海軍・鶴見貯油施設へ向かいます。
「列をつめて」「早く歩いて」など例年以上の警察の指示に抗議もしながら、小学生の「頑張って!」の声援に元気をもらい、労働歌を歌いながらJR鶴見線の安善のふみきりを超えました。
基地前で叫ぶ
古谷靖彦横浜市議が「ジェット燃料の成分は発火点が低く非常に危険。鶴見貯油施設は、東京の横田基地、神奈川の厚木基地、遠くは青森の三沢基地にも燃料を補給している。横浜市は返還を求めている」と説明。市内には米軍基地がまだ多くあることを聞きながら、安善駅の南側に広がる米軍基地前で「米軍は出て行け!」と大きな声でシュプレヒコールをしました。
(小野寺進司通信員)
危険なオスプレイ飛ばすな
神奈川・大和
5月11日には平和行進が大和市に入り、大和生活と健康を守る会からは11人が参加しました。
前日の寒さがうそのような晴天に恵まれ、海老名市役所前から始まった平和行進は午後2時半、大和駅東側プロムナードに到着。大勢の仲間が、行進の一団を拍手で出迎えました。
笑顔で元気に
大和駅前での集会では大和市長からのメッセージが市職員によって読み上げられ、通し行進者や国際青年リレー行進者のアメリカ人・ケイラ・ウォーリーさん(19)の紹介がありました。
毎年のことですが、通し行進者の日に焼けた笑顔に、こちらが元気をもらいました。
基地は撤退を
この日も頭上を米軍のオスプレイが飛んでいました。普通の飛行機とは爆音が違うので、すぐわかります。この騒音で、大和の学校では授業や行事も妨げられています。
みんな「危険なオスプレイは飛ばせたくない。米軍基地は撤退させたい」の思いを込めて歩きました。
今年の平和行進は参加者も多く、のぼり旗やプラカード、折り鶴レイなどで、思い思い趣向を凝らしていました。「オスプレイはいらない!」「核兵器廃絶!」と大きな声で訴え、境川を渡って、横浜市瀬谷区の人たちに引き継ぎました。
(西村よし子通信員)
●共謀罪NO!
5月16日夜、「共謀罪廃案、安倍政権の改憲暴走を止めよう! 5・16大集会」が、東京・日比谷野外音楽堂で開かれました。
4200人が集まり衆議院での採決の動きや安倍首相の改憲発言に、「共謀罪成立を許せば『改憲』につながる」と抗議の声をあげ、集会後は銀座デモで訴えました。
翌17日から連日、国会前に800〜900人が集まり集会や座り込みを行いました。
(2017年5月28日号「守る新聞」) |