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静岡県で日本母親大会

準備、アピールなど生活と健康を守る会健闘

 8月24、25日に静岡県であった第65回日本母親大会。地元の静岡県生活と健康を守る会連合会など生活と健康を守る会からも大勢が参加しました。開催にあたっては実行委員を務めるなど準備にも精を出し、大会成功を支えました。

 日本母親大会は、ビキニ水爆実験で被ばくした焼津の漁師への補償と核兵器禁止を求める運動の広がりの中で、1955年に始まり、今年で65回を迎えました。
 9000人(主催者発表)が参加した今回は、初日は35の分科会がありました。2日目は核兵器廃絶と男女平等のふたつの記念講演、全国各地からのアピールなど多彩な催しでした。

生活保護を守れ
裁判支援の訴え

 全国生活と健康を守る会連合会は2日目の全体会で、生活保護基準引き下げの取り消しを求めて法廷で闘っている「いのちのとりで裁判」への支援を訴えました。静岡県で提訴している山本定夫原告団長ら11人が壇上に上がり、横断幕とのぼりで元気いっぱいにアピールしました。山本さんは次のように話しました。
 「保護基準が引き下げになり、食べ盛りの子どもがいる家庭では、子どもに食べさせることを優先し、親は我慢している。また、高齢者や一人暮らしの人は食事を一日三食から二食や一食にして切り詰めている。13年からの引き下げに対する『いのちのとりで裁判』の判決がまだ出ていないというのに、18年10月からのさらなる引き下げは許せない」
 各地からのアピールは、1団体1分と決められた全国へのメッセージです。時間の制約などがありますが、さすが毎年開催されているだけに、いずれもよく練られた的確な内容でした。

8人が実行委に
大会開催支える

 開催にあたっては現地実行委員会が大健闘しました。生活と健康を守る会からも8人がメンバーに加わり、猛暑が続く中で力を振いました。開催当日を迎えるまでのわくわく感は、実行委員会に出席しなければ味わえないものでした。
 全生連と母親大会はともに歴史が50年代から。日本中が食うや食わずの時代から互いに連帯し、試練を乗り越えてきました。実行委員会では率直に守る会が抱える困難や悩みも出し、他団体と連携しました。疎遠だった団体とも知り合いになることができたのは収穫でした。
 各地の偉大な母親パワーは、多少高齢化したといっても健在ということを実感した今大会。来年にもつなげていきたい。

(松内是卓通信員)


地元の参加者からひとこと

国民に思いやりを
山下元子(57)

 母親大会は今回が初めて。初日の分科会「『ザ・思いやりII』税金の使われ方を考える」に参加した。映画の内容、国民不在の税金の使われ方に驚いた。
 日本の年間の軍事費は約5兆円にもなるということだが、私たちが納める税金はもっと国民のために使われるべきではないか。高齢化が進展している日本では福祉、介護や年金にもっと予算が必要ではないだろうか。若い世代の人たちにも関わって来ることでもあり、我が国に“思いやり”を。

今後の展望見える
森田豊次(67)

 全体会に集まった大勢の参加者に圧倒された。年配の人が多かったが、若い人もいて、今後の大会継続の展望も見い出すことができた。
 オープニングも文化行事も素晴らしかったが、記念講演はプロジェクターを使って分かりやすく話してくれたので、とても良かった。講演では、日本政府が依然として核の傘に固執している愚かさと、軍隊を持たないコスタリカの素晴らしさに興味を引かれた。日本政府は憲法を守り、コスタリカのようになるべきとの話は、まったく同感だ。

(2019年9月15日号「守る新聞」)

 
   
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