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広島で怒りの行動

金で買った票、許せない

安倍自民の金権腐敗終わらせよう

 東京地検特捜部は7月8日、前法務大臣の河井克行衆院議員と河井案里参院議員を公職選挙法違反で起訴しました。昨年の参院選で、地元首長や議員らに票の取りまとめを依頼し、多額の現金を渡していた買収の嫌疑です。金権政治許すな、と、行動を起こした広島の人たちの声を紹介します。

市民の力が検察動かす

河井疑惑を糾す会事務局長 山根岩男さん

 河井克行・案里議員夫妻が国会閉会の翌日、昨年の参院選をめぐる公職選挙法違反(買収)容疑で逮捕されました。前法相、現職国会議員夫妻の逮捕という、全国が注視する前代未聞の大事件です。
 逮捕を機にマスコミは、2人が94人の県議・市議・首長・後援会関係者などに封筒に入れた現金を直接渡し、総額は2570万円に達すると報道しました。
 直後から告白ドミノ。「2人だけの秘密だから」「名刺代わりに」「大丈夫だから」…。極めつけは「『安倍さんから』と言われた」と。三原市長、安芸高田市長は前言を簡単にひっくり返し、謝罪。丸刈り頭で現れた安芸高田市長の一昔前の感覚にあきれます。
 事件の大本に自民党本部から2人の党支部に送られた1億5000万円があります。このうち1億2000万円は、私たちの税金である政党助成金であることが判明。安倍首相の責任は重大です。平気で法を犯す人間を法務大臣に任命した責任、1億5000万円もの大金を2人に援助し大がかりな買収・金権選挙をさせた買収目的交付罪、自民党総裁としての二重の責任があります。
 広島地検から、6月29日、刑事告発に加わった561人の市民に「処分通知書」が送られてきました。市民の勇気が検察を動かした「証し」です。

責任負い即刻辞任を

安佐南生活と健康を守る会

岸本喜美惠さん(67)

 河井夫妻の公職選挙法違反は、私たち安佐南区の住民にとっても衝撃的な事件でした。
 2人とも地元の住民であり、克行議員は広島3区ではいつもトップ当選でしたから、首長、県議・市議にお金をばらまいて得た議席なのかと恥ずかしい思いでいっぱいです。
 買収資金の大本は安倍自民党に交付された政党助成金とのこと。まさに私たちの税金が使われたのです。もらった県議・市議の側は刑事事件として扱わないとの報道もされていますが、言い逃れをせず即刻辞職すべきです。「2人だけの秘密」にはさせません。
 河井夫妻には600万円を超えるボーナスが支給、疑惑の県議・市議にも支給されたと聞くと、消費税増税や社会保障費削減で苦しむ県民・市民の姿は見えていないようです。
 県議会前で「不正なお金をもらった人は辞めてくださーい」と訴える私たちの怒りは収まりません。

声あげ政治変えよう

新日本婦人の会広島県本部会長

森 眞理子さん(67)

 昨年7月の参院選広島選挙区の大規模買収事件で、6月18日に河井夫妻が逮捕されました。
 県議14人、広島市議13人、首長らが次々と現金を受け取ったことが明らかになる中、広島県民として恥ずかしい、前代未聞の事件として新日本婦人の会広島県本部が呼びかけ、県庁前で抗議行動を行いました。
 広島県議会最終日の6月30日、参加者約50人が横断幕やプラカードを掲げ、怒りのリレートークで、私たちの税金が買収に使われたことは許せない、説明責任を果たせと抗議の声を上げました。「私たちは怒っています!」「金権政治はやめましょう!」と唱和しました。
 マスコミ各社も駆けつけ、私は代表して囲み取材を受けて、「お金をもらった人は辞めてほしい」と訴えました。
 おかしいことには声をあげ、政治を変えていきましょう。

(2020年7月26日号「守る新聞」)

 
   
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