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百害あって一利なし「都構想」に

NO!

大阪市内の各生健会 反対を訴え奮闘

 大阪市を廃止し4つの特別区に再編する大阪市廃止・分割構想(通称「大阪都構想」)の是非を問う住民投票が11月1日に行われます。市の財源の大部分が府に移行され、行政サービス低下などが危惧(きぐ)されるこの“百害あって一利なし”の構想に、市内の各生活と健康を守る会では反対を訴え奮闘。その中の平野区生健会の活動を紹介します。

 10月12日告示、11月1日投票で「大阪市廃止・分割」の住民投票があります。5年前に1万票の僅差(きんさ)で反対派が勝利しました。しかし、その後、維新の会が知事と市長のダブル選挙で勝利すると、再び「都構想」の住民投票を持ち出してきました。公明党と維新との密約で、公明党が今回は賛成に寝返り、再度住民投票が行われることになりました。

生健会の存亡かけた闘い

何としても勝利を

 この構想は、大阪市の税収の大部分を大阪府が吸い上げ、権限も財源も大阪府知事に一本化し、カジノなどの大型開発を推し進めようというものです。
 大阪市が廃止され、特別区になれば、平野区は廃止され、新たな特別区の「天王寺区」となります。地元に庁舎はなく、現在の大阪市役所の一部を使うことになります。
 私たち平野生健会は、大阪市がなくなれば生健会の存亡の危機になるとして、何としても住民投票で反対派が勝利しなければならないと意思統一し、告示まで週1回ずつ団地宣伝とスーパー前宣伝を行っています。
 12日からの告示後は、連日団地宣伝を行います。

応援の声かかる

ビラを全戸配布

 宣伝では、ベランダから拍手をしてくれたり、「絶対に大阪市をつぶしたらあかん。頑張りや」と声がかかります。平野生健会では独自に「『都構想』反対」ビラを作成し2万5000戸の公営住宅に二度、全戸配布しました。
 維新支持者と思われる人が事務所に訪れ、反対の理由を聞かせてくれと言ってきたりしました。また、じっとしていられない、何か手伝わせてほしいという電話もありました。
 会員には、一通り電話で反対の訴えを行い、99%の会員から反対の声をもらいました。周りの人に一人でも多く反対の声を届けてもらうよう、最後まで訴えるつもりです。(船井尚樹さん)


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(2020年10月18日号「守る新聞」)

 
   
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