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高崎市で生活と健康を守る会が再開

群馬の社会保障・福祉をより良いものに

 今年は新型コロナ禍による厳しい生活状況が続いていますが、そのような中でも全国各地の生活と健康を守る会では困窮者支援などに精力的に取り組み、力を発揮しています。群馬県には現在、県連合会はなく、2つの単位組織(安中生健会、利根沼田生健会)がありますが、このほど新たに県内最大の都市・高崎市に高崎生活と健康を守る会が発足(再開)し、10月24日、再開集会が行われました。(齊藤 豊)

いろいろなこと できる団体だと

 集会は高崎中央病院内のはるな生協組合員ふれあい会館で行われ、安中生健会から駆けつけた2人を含め17人が参加しました。
 初めに、鈴木隆会長が開会のあいさつ。鈴木会長は「私たちの健康や権利を守っていくためには当事者たちが運動をしていかなければいけないのが、残念ながら今の日本の世の中。生健会は幅広くいろいろなことができる可能性がある団体だと思う。これからみんなで頑張っていこう」と述べました。
 次に、生存権を守るぐんまの会の竹本誠事務局長(高崎生健会事務局次長)と、安中生健会の林昌男さんが祝辞を述べました。

ずっと必要だと まずは地元から

 続いて、野口祐美事務局長から経過報告。野口事務局長は「社会保障や社会福祉に関わる活動をしてきた中で、私はずっと生健会が必要だと思ってきた。今年になり本格的な準備に動き出し、1月に最初の事務局会議を開いた。その後、新型コロナウイルスの感染が広がったが、何とか30人の会員を集め全生連に加盟。活動の第一歩として、8月に事務局など一部で市社会福祉課と交渉を行い、窓口対応やホームレスの人などが生活保護を利用するまでの『つなぎ資金』についてなどいろいろと懇談した。その後は窓口対応も良くなり、やはりこうした活動が大事だと認識。そして相談活動などを行いつつ今日の再開集会に至った。相談活動をしていると全県、または市内からでも多くの話がくる。日本全体の問題もあるが、まずは地元の活動を盛り上げていくことで社会保障・福祉をより良いものにしていきたい」と述べました。
 続いて、全生連副会長の前田美津恵さんが記念講演を行いました。前田さんからは全生連・生健会の歴史、コロナ禍での全生連の活動、昨今の政府の政策との闘い、組織拡大についてなどが話されました。
 その後、前田さんを回答者に質疑応答が行われ、参加者からは「いのちのとりで裁判」について、今後の班活動の取り組み方について、「審査請求」についてなどの質問がありました。また、当日に入会した会員を含め、参加者から今後の活動に向けて力強い決意の発言がありました。

会員に喜びを 拡大積極的に

 最後に、竹本事務局次長が閉会あいさつ。竹本事務局次長は「先日の『守る新聞』の記事中に『ちょっぴり学習をして、後は楽しむんだ』という形の中で『私は会に入ってよかった』という喜びの声があった。高崎生健会も活動を活発にし、会員にそう思わせるようにしていきたい。そのためにも新聞・会員拡大に積極的に取り組みたい」と述べ、参加者一同で拍手をし、閉会しました。

(2020年11月15日号「守る新聞」)

 
   
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