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コロナ禍の実態訴え 制度改善を求める

11・19全生連 2021年度予算要求中央行動

 全国生活と健康を守る会連合会(全生連)は11月19日、参議院議員会館を主会場に「2021年度予算要求中央行動」を行いました。コロナ禍のため、例年のように全国から多くの参加ができない状況でしたが、13都府県から101人が参加し、各省庁交渉に臨みました。前日の18日には、交渉の責任者が集まり打ち合わせを行いました。交渉では、コロナ禍の下でより厳しくなった生活実態を訴え、改善を求めました。交渉は、生活保護をはじめ、国民健康保険や介護保険、公営住宅、原発、災害、就学援助、障害者施策、コロナ関連などを4つの班に分け、交渉を行いました。

コロナ禍を乗り越え

要求実現し組織を拡大

 中央行動は参議院議員会館内で行われました。
 交渉の前に全体の交渉打ち合わせ集会が行われ、初めに吉田松雄会長代行から「新型コロナウイルスの拡大によって経済的・精神的にも健康の上でも被害が大きく広がっています。今日は地元で取り組んできた活動、自治体だけでは叶えられない要求など、実態を基に実現を迫りたいと思います。このコロナ危機の下で全生連の仲間たちが国民の切実な要求を掲げて、その実現のために全国で奮闘しています。生活保護や国民健康保険の減免、貸付金、給付金などさまざまな制度で改善を勝ち取ってきました。そういう活動を通じて顕(けん)著(ちょ)な前進を組織の拡大の点でも遂げてきたといえると思います。今日の成果を持ち帰って報告し、年末に向けた組織拡大の力にし、そして、この1年間、コロナ禍の苦しみの中で、要求を実現し組織を増やしたと言える年にしましょう。健康・感染に気をつけて最後まで頑張りましょう」とあいさつがありました。

議員から連帯あいさつ

力合わせ暮らし守る

 その後、国会で忙しいなか駆けつけた宮本徹衆議院議員から「みなさんが制度の紹介や役所との交渉で、困っている国民の暮らしを守るために尽力されていることに心から敬意と感謝を申し上げます。4月から緊急小口や総合支援資金の特例が始まりましたが、ずっと借りている人は、10月で借入が目いっぱいになり、11月から借りる先がない、そういう人にどう支援をするのか。やはり生活保護をもっと受けやすくする。しかし生活保護を勧めても親やきょうだいに話がいくのは嫌だから我慢しますという人がいて、権利だといってもそれが一つのネックになっています。この際、コロナ特例として扶養照会を一切やめるくらいのことをやらないと国民の命と暮らしを守れないのではないでしょうか。要件の緩和も必要だと思います。私たち議員団も暮らしを守るためにみなさんと力を合わせて解決していきたいと考えています。ぜひ、今日のみなさんの行動が大きく実ることを期待しています」と連帯のあいさつをもらいました。
 そして、交渉の流れなどの説明があり集会は終了。各交渉班に分かれて交渉に臨みました。
 今回、厚生労働省の高官への要請を求めていました。国会が開会していて忙しいこともあり、高官の参加はありませんでしたが、代わりに対応した係長などに要望を伝え、実態を訴えました。

(2020年12月6日号「守る新聞」)

 
   
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