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新型コロナワクチン接種の予約できた

生活と健康を守る会が手続き支援

 新型コロナウイルス感染症収束の決め手と期待されるワクチン接種が始まり、必要な2回接種のうち1回目を終えた医療従事者は5月末時点で約95%、しかし65歳以上の高齢者はまだ14%余りです。各地の生活と健康を守る会では会員の接種手続きの支援などを行っています。東京・荒川と山口・山陽小野田の事例を紹介します。

役員で会員の予約

東京 荒川

 東京都荒川区では5月17日、新型コロナ感染症のワクチン接種の予約がスタートしました。ワクチンの問題では、他自治体で予約の混乱が報道される中、75歳以上の高齢者を対象にした予約の仕組みに「電話がつながらないんじゃないの」「インターネットではさっぱり分からないよ」といった不安の声がたくさん出されていました。
 荒川生活と健康を守る会では、予約開始の午前中から役員7人が事務所に集合。会員のワクチン接種予約をインターネットで行いました。予約開始直後から「電話がつながらない」「パソコンの操作が分からない」などの声が殺到する中、60人以上の会員の予約をすることができました。
 参加した水上昭三副会長は「自分の予約もできてほっとした。予約ができない人や、今回対象になっていない人など、今後も混乱が起きるのではないか」と話し、会では接種開始までに自治体に要望を伝え、体制強化などを求めていくことにしています。
 (石塚かよ通信員、佐々木路生通信員)


対応改善を要望

山口 山陽小野田

 新型コロナのワクチン接種が始まりました。本人登録やかかりつけ医、集団接種会場への予約が必要ですが「電話がなかなかつながらない」との声が上がっています。
 ある会員は「朝から50回以上かけたけれど、つながらない」と途方に暮れ、つながってもかかりつけ医の予約は6月までいっぱいという状態。多くの人が頭を抱えているのが実情です。
 山陽小野田生活と健康を守る会では「本人登録の電話がつながらないとか、ワクチン接種の予約が取れなくてお困りの方はおられませんか? 生健会では事前に中島好人会長が会員のみなさんに電話で確認をしています。生健会の会員だけでなく、ご近所で困っておられる方がいたらご連絡ください。生健会がワクチン接種の予約手続きを代行します」と知らせ、会員らの予約を支援しています。
 また、中島会長らは5月19日、藤田剛二市長に対して生活保護行政の改善と新型コロナワクチン接種の改善を求め、10項目の要望書を提出しました。ワクチン接種の予約電話がなかなかつながらない現状の改善と、65歳以上の対象者全員に声をかけ、接種を希望する全員に市が責任を持って対応するよう求めました。そして、大規模に集団接種ができる会場設置や、医療関係者への協力体制の整備などを要望しました。
 (下瀬俊夫通信員)


保護利用者には交通費が出ます

 厚生労働省は4月12日、生活保護利用者が「新型コロナウイルスワクチン接種」を行う場合の移送費(交通費)を支給対象にする旨の事務連絡を発出しました。
 ただし、申請があった場合となっていますので、従来の病院への通院時のように、役所への申請が必要です。

(2021年6月13日号「守る新聞」)

 
   
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