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全生連第43回全国大会 12月4、5日東京で

初のオンライン併用大会

大きく強い組織へ

 全国生活と健康を守る会連合会(全生連)は12月4日から5日の二日間、東京都江東区の会場と全国各地の会場をインターネットでつなぎ、オンラインによる第43回全国大会を開催しました。新型コロナウイルス感染症の拡大により、2年に一度の全国大会を延期するという選択から1年余りたち、3年ぶりの全国大会となりました。全生連史上初となるオンラインでの大会のため、全国の仲間との直接の交流はできませんでしたが、各地から活発な発言があり、情報を共有、これまでの運動の確信を深め合いました。(永久俊満)

 新型コロナウイルス感染拡大の影響が収まっていないことから、代議員の人数を絞り、東京の会場と道府県連、直接加盟組織が設定した会場とをオンラインで結んでの大会となりました。100人を超える代議員・全国役員と各会場の傍聴者が参加し、二日間という限られた時間でしたが、討議の中で、各地の運動など活発な発言が相次ぎました。

コロナ禍でも全国で奮闘

 12月4日午前11時。三浦誠一副会長からの「全国の組織が10万円の定額給付金を生活保護利用者にも支給させるなど、コロナ禍の中で奮闘しました。拡大運動についても全国的に団結をした素晴らしい運動になりました。これらの成果に確信を持ち、教訓を共有しましょう。そして、リアル参加とオンライン参加での初めての大会です。みなさんで団結をして論議し、素晴らしい方針を作り上げたいです」とのあいさつでスタートしました。
 各地との参加確認では、オンラインということで大変な面もありましたが、この間、会議などをオンラインで行ってきたこともあり、大きな問題は起きませんでした。
 議長団就任、各種委員会の設置、来賓あいさつなどと続き、資格審査委員会から大会成立の発表がありました。
 討論では、発言通告を提出した13人からの発言がありました。
 コロナ禍での相談会活動、拡大や要求運動、裁判や不服審査請求の取り組み、後継者問題や若い相談者への対応など、さまざまな内容の発言があり、参加者は各地の運動の教訓を共有しました。
 討論で1日目の議事が終了。オンラインでは、その後の交流ができないことに寂しさを感じました。

教訓と思いを共有

 5日午前10時から二日目、最終日の大会議事が再開しました。
 表彰では、今大会が会場とオンラインの併用であることから、会場参加者の中から代表して2人に表彰状が手渡されました。
 そして、西野武事務局長が討論のまとめを行い、最後に「来年の大会はコロナの収束の下、実際にみなさんとひざを交えて、元気に会いたい」とまとめました。
 方針案、決算・予算案などの採決では、会場参加とオンライン参加の代議員・全国役員が代議員証・全国役員証を掲げました。
 コロナ禍など困難を乗り越える教訓を共有でき、来年こそは実際に会って交流のできる大会を行い、大会に向け共に運動を頑張っていこうという思いも共有できた大会となりました。

(2021年12月19日号「守る新聞」)

 
   
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