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全生連5・21参院選勝利

組織拡大総決起集会

子や孫に声かけ世代継承を

 全国生活と健康を守る会連合会(全生連)は5月21日、「全生連5・21参院選勝利 組織拡大総決起集会」を東京都台東区の都立産業貿易センター台東館で開催しました。会場には首都圏から69人、オンラインは65か所、全体で約320人の参加になりました。参議院選挙へ向けて対話を広げ、全国大会現勢回復の組織拡大月間を成功させようと意思統一しました。(前田美津恵)

全生連の頑張り時

物価高騰、生存権守る闘い

 各県連ではオンライン開催対応に努力し、大きな会場の他、各単組でも視聴しました。
 丸山秀子副会長が開会あいさつに立ち「物価が上がって生活が苦しい。要求実現へ参院選挙で組織を大きくしながら頑張っていこう」と述べました。
 吉田松雄会長が基調報告を行い、生活に困窮する人が増える中、国民の生存権を守る全生連・生活と健康を守る会の頑張り時だと強調しました。
 食料品は今年1月から7月に6100品目が値上げされ、さらに値上げ予定があると紹介。「物価高騰は低所得者には消費税5%増税に匹敵する負担増。生活保護利用者には2013年以降、生活扶助、住宅扶助、冬季加算が連続して引き下げられた上での負担増で、深刻な打撃」と指摘しました。
 「オイルショックのとき、1973(昭和48)年から74(49)年12月までに6回の基準引き上げや特別手当が支給されたが、そのときは陳情が断続的に行われた」「ウクライナ危機を利用した9条改憲、軍備拡大が狙われているが、『軍事に対して、軍事で構える』ことが一番危険」と強調しました。参院選では会員・読者・周りの人たちと対話し、月間を成功させ必ず増勢へ転じよう。そのために、すぐに役員会を開こうと呼びかけました。
 その後、西野武事務局長が、大会現勢回復へ5月22日から7月31日の拡大特別月間の進め方を提起しました。

役員会が成功の鍵

各地の発言胸に響く

 各地から決意表明が行われました。札幌北区の吉田日出夫さんはチラシ配布の大量宣伝と相談会について、宮城県の金野由紀枝さんは県連会長の急死を集団で乗り越え奮闘している、埼玉県の久喜・白岡の酒井政次さんは新組織結成から目標達成に一番乗りできたこと、三重県の後藤照生さんは拡大と自治体交渉について、広島県の平野百合子さんは役員体制の確立の重要性について話し、胸に響く発言が続きました。
 三浦誠一副会長が特別報告を行い、札幌市が生活保護利用者の自動車保有を認められた人への使用容認を、一転、認めないとする態度に変化。厚生労働省が圧力をかけていることが分かり、共に闘おうと発言しました。
 大口耕吉郎副会長が大阪会場から閉会あいさつに立ち、 「今回の特別月間では特に自分の子や孫に声を掛け、 入会と『守る新聞』の購読を訴え、生活と健康を守る会を若い世代に継承していくことが重要だ。私たちの会員・新聞ふやしは、まさに次の世代につなぐ運動。力を合わせ、頑張って、頑張って、目標を達成しようではないか」と結びました。
 オンラインで参加した静岡・磐田の杉本孝さん(57)は「刺激になった。車保有で使用について認められたと喜んでいたが厚労省から圧力があり、驚きました。私はSNSを使っているが、チラシを通して相談会で人と触れ合うことが重要だと思っていたが、改めてそうだなあと思った」と語っています。

(2022年6月5日号「守る新聞」)

 
   
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