3〜4月に全国統一地方選挙
地方政治を変え要求を実現しよう
知事選をはじめ、自治体首長、県議、市議などの選挙が3月から4月に全国で行われます。4年に一度の統一地方選挙は、私たちの要求を実現する絶好のチャンスです。大阪府知事選挙では全大阪生活と健康を守る会連合会も参加する「明るい民主府政をつくる会」(「明るい会」)から、以前、生活と健康を守る会の専従職員をしていた、たつみコータローさんが立候補することになりました。
岸田自公政治に審判
地方で医療・子育てを守ろう
岸田自公政権にノーを突き付け、審判を下す絶好の機会です。
岸田政権は閣議だけで日本を戦争に巻き込む「安保3文書」や、軍事費をGDP比2%(2倍)にすること、5年間で43兆円の軍事費を決定しました。国会を開かず、国民の意見も聞かずアメリカのバイデン大統領などと約束しました。
統一地方選挙でこうした自民・公明への批判を強めることで退陣に追い込むことができます。さらに、軍備拡張に大賛成の日本維新の会に審判を下すことが大事になります。
地方政治は国の悪政から住民を守り、身近な住民の要求を実現できる場です。
例えば、青森市で小・中学校の給食費無償化が昨年10月から実施されています。市民運動で要求してきた「無償化」に反対してきた会派がありましたが、10月の市議選を前に実現しました。
国民健康保険では国の政策で都道府県化され国保税(料)が値上げされる中、基金を活用して引き下げる、介護保険では保険料値上げの中止を国に求め自治体での施策を充実させる、コロナ対策、物価高騰への対策などの要求があります。
子どもの医療費の無料化では「高校卒業までの通院時助成」は2009年当時は2自治体だったのが、21年4月には全国市区町村数の半数近い817自治体に広がりました。高齢者の補聴器購入費助成の要求も広げていく絶好のチャンスです。
維新政治 終わらせよう
大阪府知事選でたつみ氏勝利を
大阪府知事選挙に「明るい会」から立候補を予定しているたつみコータロー(辰巳孝太郎)さんが2月4日、地元・此花区の梅(ばい)香(か)殿(でん)で立候補のあいさつをしました。
たつみさんは「2016年の参議院選立候補直前まで、此花の生活と健康を守る会の事務局にいた。格差と貧困は自己責任ではなく政治の責任であり、これを解消するために活動していた」「1月7日に明るい会から立候補する記者会見を行い、『迷いはなかったか』と記者に聞かれ、『迷いはない』と即答した。おかしな政治を国で変えるのか、大阪で変えるのかというだけの違い。私が知事になれば、カジノ撤回、軍備の拡大中止、消費税を減税せよと府民に代わって国に求めていく」ときっぱり。
そして、「みなさん、維新政治をここで終わらせて、大阪が変われば日本の政治が変わる。『大阪で維新政治を府民の力で終わらせた』と、この知事選挙で勝利して言いたい。言えるようにしたい」と力強く訴えました。
会員の願いはカジノストップ、医療・福祉・教育の改善です。
全大阪生活と健康を守る会連合会は1月15日の拡大幹事会でたつみ候補を支持することを決議しました。知事選挙勝利に向け、府内の親戚、知人に支持を呼びかけて、たつみ知事候補へ思いを託そうと話し合っています。
(坂本 彩通信員)
(2023年2月19日号「守る新聞」)