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暮らしを守り共に語らう仲間がいる

推進会議を開き拡大目標に挑戦

神奈川県

 全国の生活と健康を守る会が「拡大・班活動強化の特別月間」に取り組んでいます。目標に向かい、各地で行動日を設定するなど拡大行動に力を入れつつ、コロナ禍で停滞していた班会を積極的に開く努力もしています。神奈川県生活と健康を守る会連合会(神奈川県生連)は昨年秋の会員減を取り戻し、財政面などの難題の解決も合わせ、要求実現へと仲間ふやしに取り組んでいます。

目標にこだわって

会員減という緊急事態

 神奈川県生連でも、これまで特別月間が提起されてきましたが、県生連の姿勢にも弱点があり、そもそも目標というものに無頓着な組織が少なくありませんでした。
 月次報告書で、次月の目標を明記してくる単組は3分の1というのが実態でした。
 しかし、今回は事情が違います。
 昨秋に、県下最大単組で会員・新聞の報告数と実数との乖離が発覚し、実態に合わせた会員数にしました。
 このままでは、専従役員の配置も財政的に困難になります。県生連事務局の内部努力はもちろんですが、難題解決の大道(だいどう)は仲間を増やすことにあります。
 目標と計画の設定は、単組の会長や事務局長の「一存」ではなく、役員会でのしっかりとした討議を要請して、組織の民主的な運営を図ることと併せての取り組みにしようと提起しています。

元読者や紹介者頼りに

推進会議も開催

 各組織では、亡くなったり、施設入所などの事情による自然減も避けられない状況です。高齢化が進み、「小さい字が読めなくなった」「生活苦で新聞代も切り詰めたい」という話を聞くこともあります。コロナ禍でいっそう分断と孤立化が進み、人との語らいを欲(ほっ)していることも実感します。
 そのような中で、6月としては昨年比3倍増の仲間ふやしもできています。
 特別月間を単組の先頭に立って引っ張っているのが港南区生活と健康を守る会です。
 「庶民の暮らしと平和が追い詰められている。今こそ、暮らしを守り、相談に乗り、共に語らう仲間のいる生健会が求めれている」との思いで拡大に取り組んでいます。
 理事会とは別に、「仲間ふやし推進会議」という月1回の会議に各班長が出席し、会員10世帯、新聞20部拡大への挑戦が始まっています。内容は「毎月いっせい行動(相談会)」と対象者の具体化です。元読者、会員・読者の紹介者を手掛かりに、班会でも仲間ふやしを検討し、仲間ふやしの基礎である相談会のチラシを市営住宅を中心に2000枚配布しました。
 「3万円の給付について知りたい」などチラシを見て、相談にきた人が入会しています。
 磯子区生健会は毎月、増勢を続けています。相談を持ちかけられたら、「成果」は別にして、まず積極的に入会を働きかけます。
 減数で全国の足を引っ張った責任も自覚し、増勢に転じたいと決意を新たにしている神奈川県生連の仲間たちです。
(峯松益幹通信員)

(2023年7月30日号「守る新聞」)

 
   
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