3人寄れば文殊の知恵 仲間は心強い
長野/松本生活と健康を守る会の班会
全国生活と健康を守る会連合会(全生連)は9月20、21日に都内の会場を中心にオンラインも含めて全国活動交流会を開催します。班会・班活動を活発にして会員・読者を増やしていくことを目的にしています。長野県の松本生活と健康を守る会での班会などの様子を中嶋幸子通信員が紹介します。
保険証の継続求める国への意見書採択
松本市ではこの間の取り組みによって3つの成果があります。
市議会で(1)加齢性難聴者への補聴器購入補助制度の陳情は賛成多数で可決、(2)マイナンバーカードを止め「健康保険証」の継続を求める国への意見書を採択、(3)介護保険制度の改善を求める請願について可決。
(1)は年金者組合と松本生活と健康を守る会が提出したもので、過去何度も提出しましたが、今回賛成多数で可決されました。県内では最近、大町市、下諏訪町で補助を実現しています。
松本生健会では「守る新聞」7月2日号に「物価高騰に見合う生活保護基準の引き上げ、全ての国民への給付金を求める署名」を折り込みました。
署名は東部班から37人分、田中英子会長は100人近くから書いてもらうなど続々と集まり、7月15日現在、355人分となりました。目標の400人分まであと45人分と迫っています。
松本生健会には7つの班があり、毎月ないしは2か月おきに、また、税申告時に班会が開かれています。2つの班会を紹介します。
“元気の源”梅漬けも 南部班の班会で
南部班は7月1日、南松本の「なんなん広場」会議室で班会を開き、7人が参加しました。初めて参加した丹下聡子さんに感想を寄せてもらいました。
初めて班会に参加しました。和やかな雰囲気で良かったです。
かつて涼しい夏であった松本も近年は暑い毎日です。電力の価格高騰はつらいですが、命には変えられません。コロナ禍で人とのつながりの場を失った人もたくさんいることでしょう。生活の上での大、小、さまざまな悩みを吐き出せる場があることは、とても大切なことだと思います。
「3人寄れば文殊の知恵」と言いますが、仲間は多いほど心強いものです。
「夏場の元気の源」と自家製の梅漬けをいただきました。Kさんご馳走さま、とてもおいしかったです。
1世帯4部を目標に入会者も参加東部班
東部班は7月9日、城東公民館で班会を開き、10人が参加しました。
生活保護基準引き下げ違憲訴訟で勝訴が続いている今、「物価高騰に見合う生活保護基準の引き上げ」署名は1世帯3人分以上を、読者にも働きかけようと話し合いました。
7月25、26日の全生連中央行動と9月の全国活動交流会も紹介し、「9月20日までに会員2世帯と読者4人を増やそう」と話し合いました。市議会での成果の紹介もありました。松本生健会の総会に5人が出席することも確認しました。
あとは各自の意見交換をしました。「一人暮らしで、生活や介護などに困っている人も見受けられるが、プライドもあり制度利用を勧めるのが難しい」「家族のことで今まで苦しい思いをしてきた。精神的にも経済的にもぎりぎりの暮らしだが頑張る」などと話が出ました。
最後に次の班会は9月24日と決めました。今回は新入会員の小田さんを迎えての班会だったので、自己紹介をしました。(藤沢詮子(のりこ)さんからの報告)
(2023年8月13日号「守る新聞」)