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仲間の話に勇気づけられた

9月20〜21日 全生連第44期全国活動交流会

 全国生活と健康を守る会連合会(全生連)は9月20日〜21日、東京・台東区民会館の会場と全国をオンラインでつなぎ、全生連第44期全国活動交流会(交流会)を開催しました。東京の会場には120人、オンラインでは全国約50か所で185人が参加し、日頃の活動の経験や教訓を交流し、今後の展望を語り合いました。(齊藤 豊)

 初日の20日は、初めに、全体会の司会を務める笹井敏子全国常任理事(埼玉)と西村よし子さん(神奈川)が紹介されました。
 吉田松雄会長が開会あいさつを行い、今夏の猛暑で多くの低所得者が「命の危機」に直面している中、厚生労働省が生活保護の夏季加算創設や基準引き上げを拒否していること、岸田文雄内閣が昨今の価格高騰に有効な対策を打っていないことなどを批判。そのような中、全生連が今年6月から会員・新聞拡大、班活動強化の「特別月間」に取り組んできたと話し、「この交流会で、これまでの活動の経験と教訓を出し合い、交流しよう。全生連は来年11月に創立70周年を迎える。来年の第45回全国大会を必ず組織前進の中で迎えるべく奮闘することを決意する」と述べました。
 次に、西野武事務局長が基調報告。交流会の主な目的は、第一に「特別月間」の成果や教訓を共有し各地の活動の経験交流、第二に若い世代の仲間を増やす取り組みの交流だと話し、この後の分散会での、積極的な交流を呼びかけました。その他、直近の情勢とこの間の運動の到達と教訓などを報告しました。

分散会で経験を交流

 続いて、5地域から特別発言がありました。秋田、埼玉、静岡、高知、熊本の発言者から「特別月間」の仲間ふやしの取り組みや、楽しいレクリエーションなどを入れた班活動、班での話し合いや学習会などで要求を出し合う中から各地域の生健会で行政と交渉し、生活保護の改善、補聴器助成、税申告などで着実な成果を上げてきたことが語られました。
 ここで全体会は一時終了となり、参加者は5つの分散会に分かれ交流が行われました。夕食、宿泊などを挟み、分散会は翌21日の昼にかけ行われ、参加者は各自の経験を話すとともに、日頃あまり聞くことができない全国各地の経験や教訓を学び、今後の活動に向け励まし合いました。

直接聞けて良かった

 分散会が終了後、全体会が再開。三浦誠一副会長が2日間の交流会のまとめを行いました。三浦副会長は「『特別月間』などの経験交流の中で、全生連が今ほど求められていることはないことが実感できた。後継問題などの課題も交流された。12月に全生連の来年度予算要求中央行動がある。そこに向け生活保護基準引き上げ・物価高対策の『10万署名』をやりきろう。来年の全国大会へ向け共に頑張ろう」と呼びかけ、交流会は終了しました。
 参加者の感想には、「全国の仲間の発言を直接聞くことができて本当に良かった」「各地の経験からたくさん教えられた」「同じ思いで苦労している中、奮闘している仲間の話に勇気づけられた」など、貴重な交流の場を喜ぶ声が多数ありました。

(2023年10月8日号「守る新聞」)

 
   
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