人助けにつながり感謝の言葉も
取り組みを交流した第14回活動者会議
大阪堺市
全国各地の生活と健康を守る会が拡大行動に取り組んでいます。大阪・堺市生活と健康を守る会では、活動者会議を開き拡大の取り組みなどを交流しています。14回目を迎えた活動者会議の様子を久原紅事務局長に報告してもらいました。
大会成功の礎を築く
会員・役員が拡大に奮闘
堺市生活と健康を守る会は11月26日、第14回活動者会議を開催し、56人が参加しました。初めに、飛谷幹雄会長から「活動者会議は1997年12月7日に1回目を開催しました。活動者会議は学習を中心にして1年間の活動を交流する場です。来年11月開催予定の堺市生健会の第35回定期大会成功の礎を築く活動者会議にしたい」との開会あいさつがありました。
続いて、全大阪生活と健康を守る会連合会(大生連)の大口耕吉郎会長が「無謀きわまりない夢洲(ゆめしま)の万博とカジノ・IRは中止を」をテーマに講演を行いました。
講演の後、この間の取り組みの発言があり、まとめと活動方針の提案などがありました。最後に、参加者全員での「団結、頑張ろう」で閉会。第35回定期大会に向けて「強く大きな堺市生健会」をつくり上げる意思統一の場になりました。
堺市生健会では今年4月から、第4月曜日から日曜日までを拡大週間と決め、7月からは拡大統一行動日も決め、拡大行動を進めてきました。多くの役員・会員が、組を組んで対象者訪問。また、日頃の付き合いを生かして、思い切って電話で訴えた役員もいました。何としても班の目標を達成したいと知人に購読を訴えるなどで、11月は会員10世帯・新聞16部の拡大で、活動者会議を迎えることができました。
また、10月から11月にかけて何でも相談会を15か所で開催。相談会に向けて大量のビラ配布(延べ250人で3万3302枚)も行いました。
堺市生健会には、支部・班に所属できていない点在会員が多く、まだまだ多くの悩みを抱えていますが、強く大きな生健会をつくっていけるよう、役員・会員が一丸となって頑張っていきます。
取り組みの発言者の中から3人の発言の要旨を紹介します。
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快よく入会
横山由紀子
80代で一人暮らしのSさんは民間の団地に住んでいます。一人暮らしには広いし、家賃が月5万円とく、公営住宅を希望しています。府営・市営住宅の空き家募集がある月は必ず申込書を持参しています。本人の希望する単身住宅の箇所に付箋し、えんぴつで囲んで持っていくと喜ばれます。そんなSさんを事務局と訪問し「ぜひ会員になって」と言うと快く入会してくれました。
一人でも安心
吉永富子
一年前に家で転倒、泊まりにきていた娘が救急車を呼び、そのまま入院しました。1人だったらと思うと怖くなりました。
ある班会のときに「緊急通報システム」の話題になり、さっそく手続きをしました。寝る時用のペンダントもあるので、安心しています。一人暮らしや、高齢の人にお勧めで、孤独死を防げると思います。
目標を達成
松谷スエノ
近所の人から「府営住宅の家賃が高くなった」と聞き、相談会のビラを見せて誘うと、その人が夫婦で定例相談会に来ました。事務局が確認すると、「家賃減免申請」を出していなかったようです。
その人は何度も「ありがとう」と言って入会しました。
生健会の存在が地域で知られていることは大きいです。目標達成もできました。
(2023年12月24日号「守る新聞」)