市民に寄り添う福山市長の誕生を
暮らし命を守る市政実現へ京生連奮闘
京都市長選
1月21日告示、2月4日投票で京都市長選挙が行われます。住みやすい街づくりを実現するためにも、大事な市長選挙です。市民の暮らしを守る京都市政を目指して運動を進める全京都生活と健康を守る会連合会(京生連)の市長選の闘いを紹介します。
地域要求に共感
語る会で決意も表明
1月21日告示、2月4日投開票の京都市長選挙に福山和人さんが昨年9月立候補の決意を表明しました。
京生連は福山さんの表明を受け、すぐに常任理事会で福山さんと共に市政を転換し、市民が主人公の、市民の暮らしを守るための京都市政の実現目指して頑張ろうと意思統一し、10月には「福山さんと語る京都市政、私たちの望み」と題して30人が集まり、集いを開催しました(本紙11月12日号で既報)。集いの参加者からは「市営住宅の空き家の放置にメスを入れてほしい」「交通の便の悪い買い物難民の地域を何とかしてほしい」「敬老乗車証を70歳からに戻してほしい」「補聴器への補助金を実施してほしい」などたくさんの要求が出され、「地域のことを総合的に答えてくれた」などの感想と、「市バス値上げストップの運動も広げていこう」との決意表明がありました。
自民党の裏金問題で市民に怒りが広がっています。裏金問題では、維新の会推薦の予定候補者にも、購入者の9割が不明というパーティー券収入が4000万円近くもあったと報道されています。
予定立候補者の顔ぶれは有力4人で、これまでのオール与党が3分裂する中、市民派無所属候補の福山さんが戦うという構図になっています。
五つの無償化
“すぐやるパッケージ”
これまで京都市は「財政悪化」をことさらに強調し、敬老乗車証の改悪や民間保育園への補助金カット、学童保育料の値上げなど、物価高騰で苦しむ市民にさらなる負担を押し付ける一方で、北陸新幹線の延伸計画や北山エリアの開発など、大型開発計画に無批判に税金を投入しようとしています。
対して、福山さんの「すぐやるパッケージ」(政策)には、まず、「5つの無償化」として、(1)子どもの医療費の18歳までの無償化、(2)学校給食を半額にする、(3)2人目以降の子どもの保育料の無償化、(4)国民健康保険料の子どもの保険料部分の無償化、(5)返さなくてもいい奨学金制度の創設が入っています。
また、「4つの安心」とした、(1)改悪された保育園への補助金と(2)引き上げられた学童保育料、を元に戻す、(3)改悪された敬老乗車証を元に戻す、(4)全員制の中学校給食を巨大工場で作るのではなく学校調理方式で行う、などの政策が打ち出されています。
福山さんは「今一番、行政がすべきは、市民の暮らしと生(なり)業(わい)を全力で応援することだ」と言い、「すぐやるパッケージ」に必要な予算は、京都市予算のわずか1%余りで、政策を実現するために「必要なのは市長のやる気だ」と話しています。
京都市内の各生活と健康を守る会でも福山さんを囲んで集いを開いていますが、京生連として市内以外の組織の応援も受けて、駅前宣伝などに頑張って取り組んでいます。
京都の知り合いにぜひ連絡をしてもらい、福山さんを広げてください。よろしくお願いします。
(田中章一通信員、山内佳子通信員)
福山 和人(ふくやま かずひと)
・京都市出身
・1961年3月5日生まれ
・2001年に弁護士登録。15年度に京都弁護士会副会長。
・18年京都府知事選挙に出馬。20年京都市長選挙に出馬。
・現在、労働弁護団幹事、自由法曹団常任幹事。
(2024年1月21日号「守る新聞」)