安心して通れると喜びの声
「私の要求」から道路改修などが前進
北九州八幡
生活と健康を守る会では会員が日頃、生活の中で感じていること、困っていることなどを「私の要求」として行政に伝え、その改善を求めています。福岡県北九州市の八幡生活と健康を守る会の要求運動と、その実現などについて紹介します。
八幡生活と健康を守る会は「私の要求」を昨年11月21日に、北九州市八幡東区長に31件提出していました。その回答が今年2月1日、八幡東区役所総務課企画課から届きました。以下、その解決や前進した要求です。
マンホールの突起解消
会員の立野節子さんは「春の町3丁目にある生活道路となっている小路のマンホールが浮き上がっているのを改修してほしい」と要求していました。
この件について、八幡東区役所まちづくり整備課から「要望箇所の市道に近い所に設置しているマンホール2箇所については、路面から突出していて危険なことを確認したので、早急に改修する」と回答がありました。
その後、今年1月に区により改修がされ、段差がなくなり、安全に通行できるようになりました。立野さんは「出っ張った所がなくなり安心して通れる」と喜んでいます。
他の要求も前向き回答
池亀忠利さんは屋根付きのバス停とベンチの設置、公園のトイレ洋式化について要求していました。
この件で、祇園(ぎおん)1丁目、祇園3丁目、西本町の各バス停について、北九州市建築都市局都市交通政策課から「バス停の屋根やベンチは事業者が利用状況を勘案(かんあん)し、優先順位をつけ整備を進めている。市も補助制度を設け整備の推進を図っている。今回の要望は、バス事業者と共有し、今後の整備の参考とさせてもらう」と回答。
西本町4丁目公園、祇園原公園、桃園競技場のトイレ洋式化について、八幡東区役所まちづくり整備課から「今回要望をもらった公園のトイレ洋式化について検討させてもらうが、整備時期は現時点では未定だ」と回答がありました。
宮本陽子さんは「白川町の福岡ひびき信用金庫の前の横断歩道で車が止まらない。取り締まり強化を」と要求していました。
この件では、八幡東区役所総務企画課から「八幡東警察署交通課と協議した結果、当該箇所については車両の往来も多く、警察署は交通安全の取り締まりを強化している。区としても区交通安全推進協議会、区長を通してホームページやSNSなどの広報や街頭活動で注意喚起に努めていきたい。今後も意見・要望を寄せてほしい」と回答がありました。(吉田文弘さん)
(2024年3月31日号「守る新聞」)