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健康な歯で人生楽しく

高齢者の口腔ケア

東京・健生会 相互歯科/歯科医師 岩下明夫

 生活していく中で欠かせない食事。その食事を取るために必要なのが歯や口腔の健康です。高齢者の健康な口腔環境の維持について全日本民主医療機関連合会の岩下明夫副会長に聞きました。

健康守るために不可欠

 2023年の臨時国会で、「歯科口腔保健の推進に関する法律(口腔保健法)」が全面改正され、24年4月1日から適用されることになりました。
 この法律の「基本的事項」では、「生涯にわたる歯・口腔の健康が社会生活の質の向上に寄与することや歯・口腔の健康と全身の健康との関連性についても指摘されていることを踏まえると、歯科疾患の予防などによる口腔の健康の保持が不可欠である(略)」と述べられています。
 このことから、高齢者にとっては「歯・口腔の健康」を維持・向上させることが、生活と健康を守る上でも大事であることが分かります。では、そのための予防はどのようにすればいいのでしょうか?

社会全体の支援も必要

 「口腔疾患」は、「むし歯」と「歯周病(歯槽膿漏)」があり、口の2大疾患ともいわれていますが、どちらも歯を喪失する原因となる病気です。
 個人での予防としては、(1)ブラッシングや(2)砂糖の入った飲食の回数を少なくする、(3)定期的な歯科受診が効果的です。また、口腔機能の維持向上は、高齢者が健康を守る上で重要になります。老化による筋力の低下は、口の中でも起こります。食事中などにむせたり、食べこぼしたり、食べ物が口の中に残っていたりするなどがあれば、「摂食嚥下(せっしょくえんげ)障害」が疑われます。
 放置しておくと、「誤嚥性(ごえんせい)肺炎」など重症化することもあります。唾液が減少することで、虫歯や歯周病にもなりやすく、飲み込みも悪くなります。
 これらを予防するためには、個人の取り組みだけでなく、国の責任で行政や医療機関など社会全体で取り組みを支援し、「誰一人取り残さない」施策を進めることが必要です。
 外出して、人と会ったり、しゃべって笑うことは大事なことです。「孤立・孤独は、喫煙や高血圧と同じくらい危険」と言われています。
 一人きりにならないようにすることが、口の健康を守る上でも大切ではないでしょうか。

(2024年4月14日号「守る新聞」)

 
   
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