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エプロンで集まれる地域に班を

新潟生活と健康を守る会/湊町班

 新潟生活と健康を守る会の湊町班では、毎月テーマを決めた班会を開き、内容は好評です。事前に市営住宅にチラシを配布し、会員拡大にもつなげています。そして、「会員を一人ぼっちにしない。頼られる地域に根差した班」を目指して活動を行っています。


「ウンコの話」が好評 テーマを決めた班会

 湊町班は、班長の死亡や新型コロナウイルス感染症拡大で6年ほど班会が開けませんでしたが、ここ数年、コロナ禍や物価高騰で暮らしが大変になったとの生活相談の中で、新入会者が増えました。
 会員らが「一度、集まってみよう」と相談、昨年12月に『クリスマス班会』を行い、7人が集まりました。
 その中で「毎月集まろう」ということになり、2月は税金学習班会、3月は医師による「おならとウンコの話」、4月は「市営住宅家賃減免学習班会」、5月は茶話班会、6月は包括支援センター元職員による「要介護でも受けられる特別障害者手当の学習班会」を行いました。
 医師によるウンコの話は大好評でした。事前に会員が手づくりのチラシを市営住宅に全戸配布し、会員外の4人が参加し、2人が入会しました。これが会員ふやしにつながると確信となり、その後のテーマを決めた班会では市営住宅全戸、100世帯にチラシを配布して、守る会のことを知らせました。さらに、レクリエーションの計画や、ウォーキングのグループをつくるなど、「私の要求」を大事にした班会を開こうと話し合っています。

運動する地域組織へ 会員を一人ぼっちにしない

 湊町班では4月末、新入会員が「弟が病気で働けず、収入もなく、体調も悪いので相談にのってほしい」と涙ながらに訴えてきました。翌日、生活保護を申請し、「これから安心して治療を受けられる」と待っていた矢先に亡くなりました。
 会員の間では「もう1週間、守る会に相談するのが早ければ、助かったのではないかと思うと本当に残念だ」「こんなことを絶対に繰り返させないためにも、守る会がもっと地域に根差して頼りになるようになければならない。そのための課題は、“エプロンで集まれる地域”に班をつくること」との声が上がりました。
 湊町班の会員も地域的にバラバラですが、守る会は「人間らしく生きる権利・生存権の保障を確立するために運動する地域組織」を目指しています。各地域に班をつくり、会員を一人ぼっちにしない、地域の一人で悩んでいる人に寄りそう、そんな班会活動をしていきたいと考えています。
(野本孝子さん)

(2024年6月23日号「守る新聞」)

 
   
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