創意工夫の班づくりは楽しめる
「班会・班活動交流会」を開催
埼玉県生連
埼玉県生活と健康を守る会連合会(埼玉県生連)は7月26日、さいたま市産業文化センターで「班会・班活動交流会」を行い、14単組から25人が参加しました。交流会に向けて事前に行ったアンケートの結果を基に、さまざまな経験と意見を交流しました。
アンケートでは班会を定期開催しているのは12班。不定期になる理由は班長が病気や死亡でいなくなった、会場が個人宅で都合がつかない、高齢化で車の送迎が必要などです。班会援助金があるのは14班で、1回1000円が45%と最多。班会は大切なおしゃべりの場なので不定期でも続けることが大切です。
多様で個性あふれる班会
「班をどうやってつくったか」では、初めから地域割りをして地域ごとに拠点をつくってきた与野生活と健康を守る会(生健会)と、つくりたい人を中心に集まった自然発生的なかすかべ生健会の2通りの経験が話されました。かすかべ生健会では班が増えることで地域の線引きをしました。全生連の「活動の手引き」の通り、3人以上の会員が集まれば班はできます。ただ、継続するためには相談できる仲間と広げる努力が少しだけ必要で、創意工夫の班づくりは楽しめる活動だと感じました。
「集まって何をすればよいか」では、主流は近況報告のおしゃべり会です。他には花見、ウオーキング、お元気コール(安否確認)、手芸、読書感想、笑いヨガなど多種多様です。班員の得意なものや好みにより個性あふれています。“学び系”では「守る新聞」を読む、ビデオ視聴などもあります。ユニークなネーミングの草加生健会の「黙らないかぼちゃ班」では「保護のしおり」を学習しています。
班活動などが心の支えに
与野生健会の参加者から「『障がい者問題を語る会』が会の中にでき家族の心の支えになっている。励まされ元気をもらいコロナ禍時には新聞を27部も増やした」という大きな経験が語られました。
さいたま市北区生健会のたけの子班では月2回も班ニュースを発行しています。クイズや川柳などの「脳トレ」に役立つ記事が好評で『たけのこだより』が読みたくて入会した人もいるそうです。
富士見市生健会は生活保護部会を毎月開き手作りランチが参加者を元気にしています。
最後に、越谷(こしがや)・松伏(まつぶし)生健会から「人の役に立ちたいという思いは誰にもある。そういう人の出番を増やすと会が活発になるし、広がる」と話がありました。
たくさんの刺激を受け、いろいろ学び合った交流会でした。
(小田美知代通信員)
(2024年9月8日号「守る新聞」)