全生連第45回全国大会 in 東京
憲法生かし人間らしく生きる運動を
全国生活と健康を守る会連合会(全生連)は、9月18、19日の2日間、東京都台東区で全生連創立70周年第45回全国大会を開催しました。会場に一同が会する大会は6年ぶりです。(前田美津恵)
来賓あいさつに大きな拍手
会場の都立産業貿易センターに211人の代議員、全国理事、評議員がぎっしりと並びました。
吉田松雄全生連会長は「全生連のたたかいと運動は人間らしく生きるための希望を広げている。生活保護基準引き下げ違憲訴訟では大きく勝ち越し、闘いを高裁、最高裁へと進めている。70周年の本大会を立派に成功させよう」と呼びかけました。
来賓の日本共産党田村智子委員長は「全国大会でのあいさつは委員長になってからは初めて。生活保護基準引き下げについて国会で質問してきたが政府は耳も傾けない。こんな自民党政治を終わらせよう」と述べ、割れんばかりの拍手が起こりました。
西野武事務局長が大会方針案、藤谷加津江事務局次長が44期決算・45期予算案、丸山秀子副会長が規約一部改正の提案をそれぞれ行いました。
心に響く発言、若者に希望
討論は文書発言も含めて15都道府県26人全員が発言しました。群馬・桐生市生活と健康を守る会の山形孝さんは生活保護の違法行政との闘いから組織を結成したと報告。石川・金沢の高野等さんは能登地震で全国からの支援にお礼を述べました。
「役員会開催に困難はあるが、事務所を開けていると誰かしらが来てくれ、今期58世帯増やした」「クリスマス会開催が始まりで班会が続いている。楽しければ続く」「新生存権裁判京都の原告として声を上げることの大切さを知った。ぜひ勝ちたい」などの発言がありました。
西野事務局長は討論のまとめで、8月8日からの特別集中月間で会員337世帯、読者408人を増やしたことを報告。全国大会方針「『戦争する国』づくりストップ!憲法を生かし人間らしく生きる権利・平和を守る日本へ全生連と一緒に」が採択されました。
参加者からは「心に響く発言が多かった」「30代の専従者が頑張っていることに希望が持てた」などの感想があり、45期2年間を展望できる大会となりました。
(2024年10月6日号「守る新聞」)