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権利守る運動を多くの人に広げよう

新春対談
全生連会長 吉田松雄さん
革新懇 代表世話人 石川康宏さん

 2024年10月の総選挙で、自民・公明与党を過半数割れに追い込みました。今年25年の運動の展望などについて、全国生活と健康を守る会連合会(全生連)の吉田松雄会長と、平和・民主・革新の日本をめざす全国の会(全国革新懇)の代表世話人で神戸女学院大学名誉教授の石川康宏さんが対談を行いました。(永久俊満、佐藤 愛 1、2面)

石川さん70年の活動に驚く

 吉田松雄会長(以下、吉田) 明けましておめでとうございます。
 石川康宏さん(以下、石川) おめでとうございます。
 吉田 昨年の総選挙で自民・公明の与党を過半数割れに追い込みました。全生連は「投票に行って政治を変えよう」「自民党を倒して要求を実現しよう」との対話運動を行い、一定の役割を果たすことができました。総選挙で切り開いた要求実現の可能性を生かした運動が必要です。
 生活保護基準引き下げ違憲訴訟(いのちのとりで裁判)は、今年中に最高裁の判決が出るともいわれています。
 石川 この対談の準備のつもりで、生活と健康を守る会の目的やこれまでの活動を少し勉強してきました。「人の暮らしの最低限度は政治が支える」というのが憲法25条の精神ですが、憲法どおりの政治がなかなか行なわれない中で、人の尊厳を守る政治を求めて半世紀以上になる。
 吉田 70年ですね。
 石川 「健康で文化的な最低限度の生活」の引き上げを止まることなく求めつづけ、いのちのとりで裁判での勝ち越しは、いよいよ基準を前向きに変えざるを得ないところまで現在の政治を追い込んできました。たいしたものだと思います。

自公政治に逆戻りさせない

 吉田 今年7月には参議院選挙があります。国民の声で動く政治の実現が必要ですね。
 石川 これまでの自民党政治にはもう戻れないことを明らかにしたい。軍拡だけにお金をつかう政治を変えて「もっと暮らしのために税金を使おう」。そういう願いでできるだけ手を広くつなぎ、ぜひとも参院選でも勝利したいですね。
 全生連の運動は特別な困窮者だけのためでなく、あらゆる人の暮らしの土台を引き上げようとするもの。その役割を多くの人に知らせながら、ますます頑張ってほしいと思います。

(2024年12月29日・2025年1月5日合併号「守る新聞」)

 
   
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