班会に行きたくなる活動を
運動の土台をつくる班活動交流会
京生連
全国生活と健康を守る会連合会(全生連)は、運動の基本である班会・班活動を活発にと呼び掛けています。班活動の活性化に取り組んでいる全京都生活と健康を守る会連合会(京生連)が開催した班活動交流会の報告です。(田中章一通信員、青木 章通信員)
班会に誘うことが大切
京生連は12月14日、班活動交流会を開催し、府内の10単組から27人が参加しました。事前アンケートで、250人強が定期的に班会に参加している実態が分かりましたが、これは京生連会員の10%強にすぎず、コロナ禍もあってか10年前より少し減っていました。
交流会では、京生連の田中章一事務局長が「生健会と班会・班活動」、伏見生活と健康を守る会の加藤東平事務局長が「班会で大切にしていること」について報告しました。
田中事務局長は、「全生連の大会決定では毎回、『班は生健会の土台であり、班活動は運動の基本』であると確認している。それは、班会は会員の権利と義務を保障する場であり、要求や意見を出し合い、交流する場であるからで、それ故に、会員のみなさんを班会に誘うことが大切」と強調しました。
加藤事務局長は、伏見生健会で大切にしてきたこととして、(1)個人的なことが話せるのが生健会のいいところなので、身近なことを大切にし話題にしてきた、(2)「新鮮さ」を心がけ、新会員、読者、友人などへの声かけや誘いを大事にし、その時々にあったテーマでの学習や話し合いを心がけてきた、(3)時には「ソーメン班会」「お花見班会」などのイベントも行う、(4)班会の様子をニュースなどで知らせる。「『守る新聞』などに伏見の記事が掲載されると、喜んでよく読まれると聞く」などを話しました。
班会再開の決意を表明
報告の後、3会場に分かれて参加者同士が自由に交流しました。世話役や場所の確保の悩みや、公的な場所が利用できず自宅を提供していて、班会があると家の掃除をするという笑い話。班会開催の2週間前に電話で呼びかけ、来られない人には近況を話し合うなどの努力をしているとの話もありました。
他にも、高齢化で集まりにくくなっている現実、単組全体で開催の「お出かけ班会」などを心待ちにしている会員の話や、「班会を再開させたい」との決意表明、「班会に行くことが楽しくなる活動」「分からないことを教え合うためになる班会」などの具体的な話し合いもありました。
南区生健会・吉祥院班
班再開目指し班会開催
交流会の後、休眠状態だった南区生健会吉祥院班の再開を目指し、準備を開始。1月9日に久しぶりの班会を開催。寒い日ながら8人が集まりました。
初対面の人もいて自己紹介から始まり、思い思いに自分を語る班会になりました。
「家族のように気兼ねなく集える班に」との声もありました。
(2025年1月26日号「守る新聞」)