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2025年度予算要求 全生連1・21〜22中央行動

コメ高くて弁当はバナナ

生活保護500円加算は変えよう!

 全国生活と健康を守る会連合会(全生連)は1月21〜22日、2025年度予算要求中央行動を衆議院議員会館で、のべ200人が参加して行いました。物価高と社会保障の改悪が国民生活を脅(おびや)かす中、生活保護、医療・介護、教育、原発などの要求について要請・交渉を行いました。(次号詳報、前田美津恵)

「国会変わった」

 吉田松雄全生連会長は「生活保護基準は特例加算500円だけの上乗せということに、怒りが湧いている。自公政権を過半数割れに追い込んだのは運動の成果だ。今後を決めるのは私たちの闘い」とあいさつしました。
 日本共産党の倉林明子参院議員は「生活保護は200万人しか利用していないが国民全体の問題。今、市民の声が国政を動かすとき」と激励しました。

コメが2倍主食に何を

 1日目は厚生労働省と生活保護について交渉しました。「小さいキャベツが1個500円、半分で250円。コメは昨年5キロ1500円が今は3000円。主食すら満足に食べられない」(鹿児島)。母子世帯の人は「果物を食べさせたいがリンゴ1個250円なので、いつも3本100円のバナナ。コメが高いためバナナを弁当に入れる」(千葉)。
 「エアコンがないか故障していたため猛暑の中、23年、24年に会員が亡くなった。夏季加算の新設と、長く生活保護の人にもエアコンの設置を」(山口)。
 「冬季加算は今の計算では5755円必要だが、単身で2630円。この額でどうやったら寒さをしのげるか教えてほしい」(東京)と訴えが続きます。

物価高調べ引き上げを

 進行を務めた三浦誠一副会長は「500円加算の根拠が回答になっていない。財務省が反対しているのは、きちんと説明できない厚労省の責任。札幌の灯油は平均1リットル130円。冬季加算を決めたのは60円のとき。予算はまだ決まっていないから、省として調査し基準、加算の引き上げを」とつめよると、担当者は「持ち帰り相談する」と回答しました。

(2025年2月2日号「守る新聞」)

 
   
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