全生連 創立70周年 記念のつどい
全国で奮闘する仲間たちへ
あらためて感謝
全国生活と健康を守る会連合会(全生連)は1月22日、東京都内で全生連創立70周年記念のつどいを開催。全国から123人が参加し、祝杯をあげました。70年の歴史を振り返り、来賓から祝いの言葉、各県ごとに会との出会いや命を救われたことなどが語られ、ギターの生演奏を楽しみながら、全生連活動の発展を誓い合いました。(佐藤 愛)
吉田松雄会長はあいさつで「全国で奮闘するみなさんにあらためて感謝する。全生連は昨年11月20日に創立70周年を迎えた。戦後、1954年に結成され、再軍備、核廃絶、平和を守ることで団結してきた。全国で生きる権利を守るための諸権利を獲得し、権利宣言を発表するなど、大企業の横暴と米国の下での再軍備を許さない闘いをしてきた」と運動の歴史を話し、「全生連は低所得者中心の地域住民の組織であり、憲法で定められた諸権利の実現を求め、諸団体とともに闘ってきた。このような運動は世界ではないことだと言われている。私たちは社会的公平と社会正義、人権と平和を守ることは、社会の発展にかなったことだと確信を持っている」と述べました。
16人の来賓が出席し、全日本民主医療機関連合会の増田剛会長、全国保険医団体連合会の住江憲勇名誉会長、日本共産党の辰巳孝太郎衆院議員、金沢大学の井上英夫名誉教授から祝いの言葉をもらいました。
乾杯を丸山秀子副会長、閉会のあいさつを三浦誠一副会長が行いました。
確信に満ちた各県の発言
参加した都道府県の発言を紹介します。
「私たちの運動は1人の声で始まり、それをみんなで応援して制度をつくり上げた。運動を推進していく力は会員1人1人の中にある」(秋田)
「この会をいつまで維持できるか心配しているけど、めげてはならない。生健会運動はなくてはならないもの」(鹿児島)
「1人親ということで生活保護を利用した。子どもが2歳のときからで、その子は今40歳になった。生健会がなかったら子ども2人と生きてこられなかった」(京都)
「現役時代は社会保障のことは分からなかったけど、入会し覚えていつの間にかはまってしまった」(埼玉)
「世話するだけでなく、世話を通じて仲間を作り、要求を作り組織する団体に誇りを持っている」(神奈川)
「70年前、父が小学生の頃、生活保護で世話になった人は、生活と健康を守る会と名乗る前の時代の人だった。10数年も前の相談会のチラシを持ってくる人が大勢おり、長い歴史の中でたくさんの人の相談にのって守る会の運動は続いてきた」(東京)
「日本が地震の巣。能登に住めなければ、高齢者が住めなければ、日本列島自体に住めない。住み続けられるように頑張りたい」(石川)
(2025年2月9日号「守る新聞」)