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10余年の運動で大きく前進
最高裁での勝訴勝ち取ろう

いのちのとりで裁判全国アクションが4・3決起大集会

 いのちのとりで裁判全国アクションは4月3日、生活保護基準引き下げ違憲訴訟の控訴審連続勝訴などを受け、原告勝訴の流れをつかみ、5月27日に予定されている最高裁判所の口頭弁論をはじめ、各地での裁判の勝利に向けて運動をさらに強めていこうと、参議院議員会館内で4・3決起大集会を開きました。集会は会場に210人、オンラインで380人が参加しました。(永久俊満)

バッシングに警戒

 集会はほぼ満席の状態で始まりました。
 開会あいさつを行った全国生活と健康を守る会連合会会長で全国アクション共同代表の吉田松雄氏は「今日は朝8時から最高裁前での宣伝、署名提出、要請を行ってから集会に参加した。この裁判は奮闘すれば勝てるところまで前進してきた。気を緩めず、勝利を勝ち取るために奮闘しよう」と話しました。
 続いて、つくろい東京ファンド代表理事の稲葉剛共同代表が「生活保護バッシングを乗り越えてきた裁判の意義」と題した講演を行いました。
 講演の中で「この4月から生活保護バッシングが仕掛けられることを危惧している。警戒を怠ってはならない。バッシングによる分断を乗り越えよう。そして、勝利など共通の目標に向けて、一緒に歩みを進めていこう」と訴えました。

国民の貧困止めたい

 その後、弁護士から「裁判の現在地」と「物価高騰の生活保護世帯への影響」についての講演がありました。
 そして、集会に参加した最高裁でたたかう北海道、東京、埼玉、京都、大阪、愛知の原告から発言がありました。原告からは、切実な生活実態や苦しい心内が話されました。「精神障害になって生活保護を利用。風呂には入れず、シャワーだけ」「バランス良い食事が取れず、3キロ痩せた」「旅費が工面できずに親族に会えなかった」
 集会後、取材にきたマスコミに対して記者会見も行いました。
 原告への裁判を続けてきた意義についての質問に、「最後のセーフティーネットである生活保護の最低限度のベースラインを引き上げて、日本国民全体の貧困を止めたいと思っている」などのやり取りがありました。

(2025年4月20日号「守る新聞」)

 
   
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